進化した《生ゴミ処理機》梅雨時はニオイも気になる…「シニア世代の暮らしを快適にする」最新家電2選
気温や湿度が上がるこの時期、生ゴミから発生するニオイや小バエが気になる人もいるだろう。そこで今注目なのが最新の「生ゴミ処理機」。どんなタイプがあるのか、最新トレンドや選び方を家電の達人に教えてもらった。
教えてくれた人
田中真紀子さん / 家電ライター
家電ライター/家電を生活者目線で分析し、雑誌やウェブで紹介する家電のスペシャリスト。特に白物家電・美容家電に詳しい。自宅には最新家電を中心に200以上を所有し、年間300以上の記事執筆・監修に携わる。テレビ・ラジオにも多数出演。公式HP https://makiko-beautifullife.com/
最新式の「生ゴミ処理機」で快適ライフを
蒸し暑い季節の生ゴミ問題――こまめに廃棄したいが、高齢になるとゴミ捨てに行くのも億劫になるという声も。そんなご家庭には、最新の「生ゴミ処理機」の導入を検討してみてはいかがだろうか。
「ここ数年で『生ゴミ処理機』は、静音性や使い勝など機能が進化し、キッチンに置いても邪魔にならない小型モデルも登場しています。ゴミを乾燥させて砕けばゴミのカサも減らせ、環境にも優しいアイテムです」と、田中さん。
家庭ゴミを削減する目的から、自治体によっては補助金が支給されるケースもあるので、お住まいの自治体のホームページをチェックしてみよう。
生ゴミの処理方式のタイプをチェック
購入を検討するには、どんなタイプがあるのかを確認しておきたい。まず知っておきたいのが生ゴミ処理機の「処理方式」だ。
「生ゴミ処理機のタイプは大きく分けて、『乾燥式』と『バイオ式』があります。
『乾燥式』は、生ゴミに温風をかけ、水分を飛ばして乾燥させるもの。生ゴミは7~8割が水分なので、乾燥させることで軽量化でき、菌の繁殖やニオイも抑えられます。乾燥させながらゴミを粉砕できる『乾燥・かくはん式』であれば、さらにゴミを少量化できます」(田中さん・以下同)
初めて生ゴミ処理機を使う場合や、小バエや生ゴミ臭の対策であれば、『乾燥方式』が構造もシンプルで軽く扱いやすいでしょう。
ただし、『乾燥方式』の中でもゴミをさらに細かくできる『乾燥・かくはん式』は、本体が大きく重くなる傾向があります」
シニア世代の趣味として家庭菜園も人気だが、生ゴミから「堆肥を作りたい」という需要もあるかもしれない。その場合は『バイオ式』が向いている。
「生ゴミから堆肥(肥料)を作るなら『バイオ式』が向いています。微生物の力で生ゴミを発酵し分解するもので、電気を使わないコンポストタイプ、ヒーターで温めて微生物を活性化させる電気式のタイプがあります。
『乾燥・かくはん方式』でも堆肥作りに対応する機種はありますが、どのタイプを選んでも生ゴミから堆肥にするにはある程度の時間や手間がかかることを覚えておくとよいでしょう」
生ゴミ処理機のタイプ
・乾燥式…「乾燥方式(乾燥のみ)/「乾燥・かくはん方式」の2タイプある
・バイオ式…「コンポスト式」(電気を使わない)/「電気式」(電気ヒーターで温める)
ビギナーには「乾燥式」か「乾燥・かくはん方式」がおすすめ。本格的に堆肥作りに取り組みたい場合は「バイオ式」が向いているといえるだろう。
「乾燥式」と「乾燥・かくはん式」の違いは?
「『乾燥式』は、生ゴミをそのまま乾燥させるため、一見するとゴミは大きく減りませんが、乾いた状態になるので手で潰したり圧縮したりすれば少量化できます。
『乾燥・かくはん式』は、乾燥しながら混ぜるので、ゴミが土のように粉々になり、手のひらに収まるほど少なくなります。ただし、ゴミを入れるバスケット(容器)が重いものが多く、内部も汚れるので、お手入れに手間がかかることがあります。
また、機種によって処理できない食材がある場合もあり、とくに『乾燥・かくはん式』の中には、硬い骨や種がNGの場合があります」
■お手入れのしやすさ
「お手入れのしやすさは慎重に選びたいポイントです。
一般的な生ゴミ乾燥機は、容器に溜まった処理後の生ゴミを、ゴミ箱やポリ袋などに移し替えるひと手間が面倒ですし、容器を洗うのも案外手間がかかります。容器にポリ袋を被せてそのまま捨てられる、手間が省ける最新機種もあるのでチェックしておきましょう」
■ランニングコスト
「ゴミ処理中はニオイが広がらないように脱臭剤をセットして使用するタイプが主流です。脱臭剤は定期的に交換する必要があるため、推奨交換頻度や値段など、ランニングコストも確認しておきましょう」
■静音性
「『乾燥式』は、稼働時間が長いため、就寝中に使う場合には音の大きさには注意が必要です。特に『乾燥・かくはん式』は羽根を回転させるためにモーターを使うので処理音が大きめになります。一度店頭で試してみるか、静音性を表すdBの数値をチェックしましょう。一般的に、60〜70dB以上になるとうるさいと感じるレベルとされています」
