今どきの衣類乾燥除湿機は「部屋干し派が増えて通年家電へ」選び方・おすすめ機能を解説
気温や湿度が上昇し、部屋干しの洗濯物が乾きにくい…。そんなときに便利なのが「衣類乾燥除湿機」だ。とくに介護中のご家庭やシニア世代にとって、高湿度によるカビやダニの繁殖も心配だ。最新の衣類乾燥除湿機のトレンドや選び方について、家電の達人に解説いただいた。
教えてくれた人
田中真紀子さん / 家電ライター
家電ライター/家電を生活者目線で分析し、雑誌やウェブで紹介する家電のスペシャリスト。特に白物家電・美容家電に詳しい。自宅には最新家電を中心に200以上を所有し、年間300以上の記事執筆・監修に携わる。テレビ・ラジオにも多数出演。公式HP https://makiko-beautifullife.com/
「衣類乾燥除湿機」は通年使う家電へ
湿度が上がる時期、とくに介護中のご家庭やシニア世代にとって、カビやダニの繁殖のほか、洗濯物の生乾きも気になる。
「今、衣類乾燥除湿機は“通年使える”家電として重宝されてきています。湿気や雨が多い季節だけでなく、花粉や黄砂の飛散、ゲリラ豪雨、冬場と、室内干しをする機会は意外と多いですよね。小型化も進んでいるので脱衣所やクローゼットに置けるタイプも登場しています」と、田中さん。
さらに高齢者にとって夏場の猛暑下は、洗濯物を外干しする体力も不安だ。洗濯機の近くに衣類除湿機を置けば移動距離も減ってラクになるだろう。
カラッと乾き清潔をキープ
扇風機やサーキュレーターの風だけで洗濯物を乾かしている人もいるかもしれないが、あまりおすすめできないという。
「扇風機などで風を当てると早くは乾きますが、蒸発した水分が室内に留まるため、衣類に湿気が戻ったり、室内の湿度が高まったりして、雑菌やカビの原因になったりすることもあります。
その点、衣類乾燥除湿機は風で蒸発させながら周囲の水蒸気を取り除くため、室内の湿度を下げ、カラッと乾かすことができます」(田中さん・以下同)
年中使いたくても、置くスペースが限られる。そんな悩みもクリアする衣類乾燥除湿機は増えている。
衣類乾燥除湿機の選び方
では、シニア世代はどんな視点で選ぶとよいだろうか。まずは、最新の衣類乾燥除湿機の「乾燥方式」の種類を確認しておこう。
■乾燥方式で選ぶ
衣類乾燥除湿機の「乾燥方式」は主に3種類ある。
・デシカント式…年中除湿できるが電気代が高め
・コンプレッサー式…電気代は抑えられるが温度が低いと除湿効果が落ちる
・ハイブリッド式…上記の両方のメリットをいかしたタイプ
「それぞれの除湿効果や費用のバランス、メリット・デメリットを考えて選ぶことが基本です。
デシカント式は一年中除湿効果が落ちにくく値段も安めで、本体も軽いものが多いですが、電気代は高くなりがち。ただし洗濯物が少ない場合や使用頻度が少ないなら、デシカント式でも問題ないでしょう。
頻繁に使いたいなら、本体は多少高くても電気代や安いコンプレッサー式、一年中使えて電気代も抑えたいなら、本体は高めですがハイブリッド式が安定して使えます」
「さらに近年は、3つの乾燥方式の進化型も登場しています。例えば、除湿に加え風の力も利用して乾かす『サーキュレーター搭載タイプ』や、電気代を大幅に抑える『エコタイプ』、壁に設置できる『壁掛けタイプ』、省スペースに設置できる『コンパクトタイプ』などがあります」
■洗濯物の量や設置スペースで選ぶ
洗濯物の量や本体サイズの大きさで選ぶ方法もある。
「最近は縦長タイプのほか、横長のものもあります。背が低いものは、洗濯物の下に置いて上に向かって風が当てられるので、設置スペースを取らないので、洗濯物が少ない人におすすめです。
一方、洗濯物が多い場合は、縦長タイプで、ルーバーが左右に動いて広範囲を乾かせるものが便利です」
■便利機能で選ぶ
ニオイ対策など+αの機能で選ぶこともできる。
「イオンによる高い除菌脱臭機能などのほか、洗濯物1枚を急いで乾かしたい、濡れた靴を乾かしたいなど、便利なモードを備えているものもあります」
以上を踏まえ、田中さんのおすすめ衣類乾燥除湿機を教えていただいた。いずれも、+αの便利機能がついた進化型だ。
