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2025.07.07 06:00
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週刊脳トレ|紛らわしい絵を判別しながら数を比較する「どっちが多い?」
脳トレを行うことは、脳への血流を促すことになるのですが、夏は血液の状態にも気を配っておきたいものです。汗を大量にかくと血液中の水分も減少するので、通常よりも流れにくくなっています。高齢になると血管の柔軟性もなくなってきますから、若いころよりも血液を末端まで送る力も低下しています。水分補給を怠らないだけでも血液の状態は違いますので、日中汗をかいたときはもちろんですが、就寝前にコップ一杯だけでも水を飲んでおくといいでしょう。脳の血管に負担をかけないようにするためには、こうした小さな気遣いが大切なのです。
監修:広川慶裕(ひろかわよしひろ)
1984年、京都大学医学部卒業。精神科医として、認知症予防/治療やうつ病などの精神疾患治療に専念。2014年より、ひろかわクリニック院長。精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医・指導医、日本医師会認定産業医。毎週水曜と隔週土曜に、クリニックにて運動と思考力を鍛える「認トレ教室」を開催している。著書に『認知症予防トレーニング 認トレ 一生ボケない! 38の方法』(すばる舎)、『あなたの認知症は40歳からわかる!!! 早期発見で発症、進行を抑える』(悟空出版)など。