旬のたけのこをおいしく味わう重信初江さんのレシピ「和・洋・韓いろんな料理にアレンジして」

　和風はもちろん、洋風や中華風まで、どんなジャンルの料理にもよく合うたけのこ。料理研究家の重信初江さんが「旬のうちにたくさんたべましょ～」と、煮込みやボリュームサラダ、簡単に作れる副菜レシピを教えてくれました。今年はたけのこをたくさん満喫してください。

教えてくれた人

重信初江さん／料理研究家

食材の味を生かしたレシピを、定番メニューからアイデア料理まで幅広く提案。著書に『罪悪感ゼロつまみ』（主婦と生活社）など。

部位ごとの特徴

・皮…ざらりとして硬いが、ゆでることでむきやすくなる。

・姫皮…穂先側の皮の一部で、薄くて柔らかい部分。汁ものや和えものなどに。

・穂先…柔らかくて、なめらかな食感。薄切りにしてサラダや混ぜ寿司などに。

・根元…硬くて歯ごたえがある。煮物のほか、食感を生かしたい料理におすすめ。

たけのことサーモン、春キャベツのシーザーサラダ

お刺身入りでボリューム満点 柔らかな穂先を使って

・適している部位は…穂先

【材料】（2～3人分）

ゆでたけのこ（穂先側）…100g　サーモン（刺身用）…150g　A【白ワイン（または酒）…大さじ1　塩・こしょう…各少量】　春キャベツ…150g　オリーブオイル…大さじ1/2　B【マヨネーズ…大さじ3　酢・水・粉チーズ…各大さじ1/2　おろしにんにく…小さじ1/3　塩…小さじ1/4　粗びき黒こしょう…少量】

【作り方】

【1】サーモンは太めの棒状に切り、Aを絡めて10分ほどおく。

【2】たけのこは薄切りにする。春キャベツの葉はちぎり、芯はそぎ切りにする。

【3】フライパンにオリーブオイルを熱し、汁気を拭いた【1】を入れてときどき向きを変えながら表面に焼き色がつくまで2分焼き、一口大に切る。

【4】器に【2】と【3】を盛り、混ぜ合わせたBをかける。

たけのこと肉団子のゴロゴロトマト煮

肉団子と大きく切った根元を合わせ食べごたえのある一品に

・適している部位は…根本

【材料】（2～3人分）

ゆでたけのこ（根元側）…300g　合いびき肉…250g　新玉ねぎ…1/2個　A【白ワイン（または酒）…大さじ1　塩…小さじ1/4　こしょう…少量】　さやいんげん…5～6本（40g）　トマトカット缶…1/2缶　B【水…3/4カップ　チリパウダー・塩…各小さじ1/3　こしょう…少量】　オリーブオイル…大さじ1/2

【作り方】

【1】たけのこは4等分に切ってから1cm厚さのいちょう切りにする。新玉ねぎは半量を粗みじん切りにし、残りの半量は5mm幅のくし形切りにする。

【2】ボウルにみじん切りにした新玉ねぎ、合いびき肉、Aを入れて混ぜ合わせる。

【3】フライパンにオリーブオイルを熱し、【2】を8等分にして平たく丸めて並べ入れる。中火で2分、上下を返しながら焼いたら、隙間にたけのこを並べてさらに2分ほど焼く。

【4】【1】のくし形切りにした新玉ねぎを加えて軽く炒め合わせ、Bとトマト缶を加える。煮立ったら弱めの中火で4～5分煮る。ゆでて3等分に切ったさやいんげんを加えて火を止める。