高血圧や肩こり頻尿ほか症状別・耳ほぐしで不調をリセット【看護師・リフレクソロジスト解説】
気象や食生活などに内耳(鼓膜や三半規管)が反応して片頭痛が起こります。また、脳血管が拡張し、副交感神経が優位になり、頭痛になる場合も。そんな時は超強めの刺激を10秒与えて交感神経を優位にし、脳血管の収縮を促しましょう。片頭痛があるほうの耳だけではなく、両耳行って。
<ほぐすポイント>
・交感神経
<やり方>
耳輪のはじまりあたりのくぼみの表と裏を親指と人差し指ではさんでつまみ、耳輪の内側にある交感神経のツボを最大限の力で10秒つまむ。
【5】「高血圧」に効く耳ほぐし
耳には血圧の調整に影響する神経が多くあるため、血圧にトラブルを抱えている人は、耳ほぐしを積極的に取り入れましょう。血圧を下げたい人は、血圧点と頭部の反射区を弱い力でやさしくゆるめるイメージで行って。
<ほぐすポイント1>
・血圧点
<やり方>
くぼみ部分の表と裏を親指と人差し指ではさんでつまみ、弱い力で皮膚と軟骨の癒着をほぐすようにゆるゆるとほぐす。
<ほぐすポイント2>
・頭部
<やり方>
耳たぶの表と裏を親指と人差し指ではさんでつまみ、やさしくほぐす。
【6】「頻尿」に効く耳ほぐし
膀胱と腎臓の反射区に対して、引き締めと恒常性を取り戻すように、強めの刺激を与えましょう。膀胱炎にも効果があるので、トラブルを抱えている人は1日1回、両耳行う習慣を。
<ほぐすポイント>
・膀胱
・腎臓
<やり方>
それぞれの部分を人差し指で鼻の方向(頭蓋骨側)に向けて押しながら、小さく円を描くようにほぐす。
【7】「便秘」に効く耳ほぐし
運動不足や冷えを解消したり、食物繊維の摂取などを行っても改善しない便秘には、大腸・小腸の反射区に強い力でしっかり刺激を。ストレスが原因の場合もあるため、耳をほぐすことで精神的なリラックスにもつながります。
<ほぐすポイント>
・大腸
・小腸
<やり方>
人差し指で小さく円を描くようにくぼみを下に押し下げてほぐす。近い場所なので、2か所同時に押せる。
【8】「疲れ目、ドライアイ」に効く耳ほぐし
目を酷使している人は、目の反射区を刺激して良質な粘膜がスムーズに作られるように促しましょう。また、ピアスホールがある人は清潔を心掛けて。汚れがあると、疲れ目やドライアイ、視界に影響する可能性も。
<ほぐすポイント>
・目
<やり方>
表と裏を親指と人差し指ではさんでつまみ、やわらかくもみほぐす。
イラスト/鈴木みゆき 写真/PIXTA 取材・文/近藤鈴佳
※女性セブン2024年3月21日号
https://josei7.com/
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