水回りのカビを元から絶つ「浴室の黒カビにパック、黒ずみにマステ」最新アイテムと対策を専門家が指南
天気や季節に関係なく、洗濯物は部屋干しにする家庭が増えている。効率よく乾かすには除湿乾燥機やサーキュレーターの利用が◯。干し方にも工夫すれば、嫌な臭いもカビも防げる。
◆カーテン近くの部屋干しは、衣類もカーテンもカビる
カーテンレールに洗濯物を掛けて乾かすのは×。「洗濯物の湿気がカーテンに移るだけでなく、冬場は窓からの冷気が結露を呼んで付着。生乾きの状態が長く続きます。窓には雑菌も多く、これではカビを増やしているようなもの。カーテンにもカビが生える危険性が」(松本さん)。
◆乾きにくい下着類は裏返して干す
「型崩れを防ぐためにと充分に脱水しないまま干すと、下着にもカビが。裏返して洗ったら、乾いたタオルで挟んで水気を取り、布の重なり部分に風を当てて干すこと。ブラジャーやブラキャミは裏返したまま肩紐側を下にして干すと水分が抜けやすい。吸水ショーツも裏返して」(藤原さん)
◆洗濯機は定期的に洗浄を
洗濯機の構造上、洗濯槽の裏側には汚れやカビがたまりやすい。放置すればカビが洗濯中に衣類に付着することも。「洗濯機の使用頻度によるが、月に1回か、少なくとも季節ごとに洗濯槽クリーナーで洗浄を」(松本さん)。
・洗濯槽の裏側のカビ・水アカを強力に発泡洗浄。『洗たく槽ハイター』 272円/花王
“下駄箱”は空気の入れ替え&除湿
土やホコリがたまりやすい下駄箱は、1日に数時間は扉を開け放し、1か月に1度は中の靴をすべて出して拭き掃除をし、風を通すこと。履いた靴は湿っているので必ず乾かしてから下駄箱へ。除湿剤や消臭効果のある炭を入れるのもおすすめ。
・孟宗竹の竹炭を通気性のよい不織布でカバー。下駄箱に置くだけ。『竹炭 タンス・押し入れ用』214円/KOKUBO
“傘”のカビはスポンジで洗い流す
傘を濡れたまま畳み、放置しておくとカビが生えることが。軽いものなら薄めた中性洗剤を含ませたスポンジで軽くこするだけで洗い流せる。その後はしっかり乾かし、防水スプレーをかけておくとカビ予防に。
洗剤はキッチン用でも洗濯用でもOK。仕上げの防水スプレーは、必ず換気のいい屋外で。
撮影/菅井淳子 イラスト/いばさえみ 取材・文/山下和恵
※女性セブン2023年11月9日号
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