兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第219話 使用済み紙パンツリサイクルの話】
若年性認知症を発症してから7年あまり経つ兄の症状は進んでいます。一緒に暮らし、サポートをする妹のツガエマナミコさんを悩ますのは排泄問題。紙パンツは必需品です。今回は、その日々消費量が増える使用済み紙パンツが、リサイクルできる!?という話です。

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使用済み紙パンツが資源になる!?
兄のお便さまを見ずに済んでいた頃は、じつは幸せだったのだと感じているツガエでございます。それほど毎日お便さま掃除をしております。朝、自分の部屋から出るのが嫌で、早く目が覚めてもストレッチをしながら寝っ転がって7時を待ち、もう朝ごはんにしなきゃ…と思いつつさらにダラダラして、そのダラダラがちょっとずつ伸びているこの頃でございます。
リハビリパンツは朝晩履き替えていただくようになりました。まったくお尿さまの痕跡がなく、もったいないときもございますが、「どんだけ~」というほどずっしり重いときもございます。その上、兄の排泄物から壁や床、家具を守るため貼りめぐらせた使い捨て防水シート(ペットシート)を貼り替える機会も多くなり、ここ最近ゴミの量が格段に増えました。
たった一人でもひと月の紙パンツや使い捨て防水シートなどの量は膨大でございます。週2回の燃