兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第213回 世帯分離してきました】
ライターのツガエマナミコさんは、若年性認知症の兄と2人暮らし。日常のサポートから排泄のお世話まで、ずっと寄り添い生活しています。このところ、食べることをを忘れてしまう兄へ、1日3回の食事介助も必要になり…。これまで、兄の介護を他の人に任せることには消極的だったマナミコさんですが、いよいよ本腰を入れて兄の施設入居に向けて動き始めました。

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世帯分離って?
「むずかしいらしい」「いや簡単にできる」と情報が錯そうした世帯分離(※1)でしたが、やってみたら拍子抜けするほど後者でございました。
まず、区役所にお電話をし事情を説明いたしました。「現在、認知症で要介護3の兄と2人暮らしですが、兄の施設入居を考えている。ケアマネに相談したら、介護保険負担限度額認定証をもらってきてくださいと言われた。それに伴って世帯分離をしたいと思うが、どうしたらいいか?」といった旨をお尋ねしてみました。
介護保険負担限度額認定証は、施設(※2)への支払い金額が大きく変わる大事なものでございます。生活保護の人を第1段階として全5段階ございまして、要は収入や預貯金が少なければ支払う料金は少なくて済み、多ければ限度がなく施設の定めた正規の料金をお支払いしなければなりません。
※負担限度額認定証が適用される対象施設は以下の通