聞こえにくくなっていませんか?加齢性難聴を遠ざける・悪化させる食品&生活習慣14選
◆難聴を遠ざける食品
・ビタミンB12
あさり、しじみ、レバー、卵、チーズ、さんま、真いわし、焼きのりなど
・ビタミンC
みかん、キウイ、アボカドなど
・ビタミンB1
豚肉、うなぎ、大豆、黒ごま、そば、玄米など
・たんぱく質
肉類、魚類
◆悪化させる食品
・糖質
スイーツ、炭水化物など
・カフェイン
コーヒー、紅茶、日本茶など
・刺激物
主に辛いもの
お風呂の友は「マグネシウム入り入浴剤」
生活習慣の改善も、「聴く力」を取り戻すことにつながる。
「自律神経を整えるために、【9】充分な睡眠をとって、規則正しい生活をすること。運動不足などによって生じる活性酸素も、加齢性難聴を引き起こす遺伝子の働きを活発化させてしまう。【10】1日30分、最低週2~3日のウオーキングの習慣をつけてほしい」(坂田さん・以下同)
運動後に汗を流す際は、しっかりお湯につかろう。
「そのときに、血流を促す効果のある【11】マグネシウム入りの入浴剤を使うことをおすすめします。マグネシウムは皮膚から吸収するのが最も効果的。全身の血行がよくなれば耳まわりの血のめぐりもよくなって難聴改善が期待できます」
今野さんは「【12】入浴時にマッサージを取り入れる」ことを推奨する。
「漢方の世界では、耳は腎臓とつながっているといわれており、腎機能が落ちると難聴が悪化する。そのため、腎臓の動きを活発化させる働きを持つ、腹膜という部分をマッサージすることで聴力回復につながります。手のひらをおへその下、腰骨近くの脇腹に当て、その手 を波打つように上下に動かし たり、 もんだりしながら、 反対側の脇腹までやさしくマッサージしてください」
加齢性難聴は40代からリスクが上昇するといわれるため、その要因をできるだけ取り除いておくことも肝要だ。
「日常的に長時間騒音を聞いていれば、難聴が悪化する原因になります。特に気をつけるべきはドライヤーの音。【13】ドライヤーを使うのは1日15分以内が耳に負担をかけないひとつの目安です。また、ヘアカラーに含まれる有機溶剤も耳を悪くする要因なので、【14】ヘナなど自然素材のヘアカラーを使ってほしい」(坂田さん)
難聴を遠ざける行動一覧
◆行動/理由
・食生活の改善
栄養失調は難聴悪化の原因になる。
・自炊する
料理をするときの音が聴覚と脳を刺激する。
・睡眠をしっかるとる
睡眠不足による自律神経の乱れは聴力を低下させる。
・1日30分のウオーキング
運動不足によって生じる活性酸素は加齢性難聴を引き起こす遺伝子の働きを活発化させる。
・マグネシウム入りの入浴剤
全身の血流を促す。
・腹膜マッサージ
漢方の世界では腎臓と耳はつながっており、腎機能を高めるためにお腹まわりのマッサージが効果的。
・ドライヤーは1日15分以内
騒音で耳に負担をかけないように使用時間を制限すべし。
・ヘアカラーはヘナを使う
有機溶剤は耳を悪くする要因になるという研究あり。
・腹式呼吸
酸素がたっぷり取り込まれ、全身の血流が促される。
・速聴トレーニング
ラジオや楽曲など人の声が入った音声を1.5倍速で聴く。
・井戸端会議
複数で話している声を聞き取る訓練になる。
・耳をさする
血流が促され、聴力が上がる。
・自分に合った補聴器を使う
メガネと同様、合わないものを使うと逆効果に。
・病院にかかる
医師の診断を受け、適切な対応をすることでQOLが上がる。
※女性セブン2023年6月22日号
https://josei7.com/
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