猫が母になつきません　第315話「ねかせる」

最近、母は夜中の2時くらいに起きてきます。高齢になると若い頃のようには寝られなくなるというのはよく聞きます。眠りが浅かったり、喉がかわく、トイレに行くなど起きてしまう理由はいろいろあるのでしょうが、それは普通のことなのでそんなに気にしていません。お布団に入る時間が夜8時であれば2時までに6時間は寝ていますし。ただそれより遅い時間に寝ても、だいたい2時くらいに起きてくるので少し睡眠不足気味なんだろうなと思います。困るのはよく朝4時くらいに私の部屋にきて、いろいろ文句を言いはじめること。ほとんどは実際の出来事ではなく被害妄想で生まれたいろいろな不満を寝ている私に訴えてきます。朝早くこれが始まった日は1日中ぐずっている（泣）。これを止めるには寝かせるのが一番。ふかふかのお昼寝座布団に寝かせ、母お気に入りの背中にパッドを貼って電流を流すタイプのマッサージ器をON！ 5分後には寝かしつけ完了です。私も寝不足…母と違っていくらでも寝られるんですけど（zzz)。

作者プロフィール

nurarin（ぬらりん）／東京でデザイナーとして働いたのち、母とくらすため地元に帰る。典型的な介護離職。モノが堆積していた家を片付けたら居心地がよくなったせいかノラが縁の下で子どもを産んで置いていってしまい、猫二匹（わび♀、さび♀）も家族に。

◀前の話を読む　▶次の話を読む