危険な”ぎっくり腰”とっさの対処法8つを医師が解説「発症時は温めてはいけない」
こんなときが危険!「グキッ」となる人が多いのは以下の4つのシチュエーションだ。
【1】重い物を持ち上げようとしたとき
【2】不意に姿勢を変えたとき
【3】立ち上がる、もしくはかがむとき
【4】くしゃみや咳をしたとき
ぎっくり腰になった直後の5つの注意ポイント
ぎっくり腰になった直後に気をつけるポイントは以下の5つ!
【1】急がない
ぎっくり腰になった瞬間は、いままでに経験したことのないような激痛が襲ってくることが多く、パニック状態になることもある。
「まずは落ち着いて、急いでどうにかしようと考えないことが大切です」(坂本さん・以下同)
【2】無理に動かない
予期せぬことに焦ってしまい、体勢を立て直そうとして無理に動くのはNGだ。
「ゆ~っくりと体を動かしながら、痛い中でもなるべく自分にとってラクな姿勢を見つけ、しばらくはそのまま動かずに、じ~っとしているのがいちばんです」
【3】深呼吸する
「深呼吸することも大事です。深く息を吸って、長く息を吐き出すような深呼吸を何回か行います。すると腰まわりの筋肉の緊張が取れてくるため、少しずつラクになってくるはずです」
息も止まるほどの痛みに、つい呼吸が止まってしまいがちだが、慌てずに、深呼吸を繰り返すことを思い出そう!
【4】痛みがやわらいでから、ゆっくり動く
痛みが引き始めても、急に立ち上がったり、動いたりするのは絶対に禁物!
「あくまでゆっくり、スローモーションを意識して、腰のまわりに全意識を集中し、痛みを警戒しながら少しずつ動きます。動けるようになったら、机や椅子、棚など固定された家具につかまって動くようにして、ベッドやソファに横になるのもいいでしょう」
【5】自分で動く
ついやりがちなのが、周りの人に起こしてもらうこと。
「自分の意思で体を動かさないと、思わぬところに力が入ってしまい、症状を悪化させる可能性があります」
周りの人が心配してくれても、自分のペースで動くようにしよう。