話題の「草鍋」を春野菜で!クレソンやせりなどフレッシュな葉野菜たっぷりレシピ6選
香りが強く、肉や魚にも負けない主役級の存在感がある春の葉物野菜は、たっぷり鍋に入れて、見た目にも楽しい「草鍋」に。フレッシュさが命なので、さっと火を通すくらいでシャキッと感を楽しみながらいただこう!
※レシピ材料は2~3人分です。
野菜の旨みが溶け出して〆までおいしく
「野菜がたくさんとれるだけでなく、野菜から出る旨みでその煮汁も味わい深くなる鍋料理。春ならではの葉物野菜を使った草鍋では、まず旬の甘みや苦み、香りを楽しんだら、煮汁を使って〆まで味わい尽くすのも楽しみ方のひとつです」(市瀬悦子さん)
【1】手羽元とクレソンのナンプラー鍋
クレソンの香りを生かしたアジア風鍋
<作り方>
【1】手羽元8本は骨に沿って2本切り込みを入れる。クレソン3束(120g)は半分に切る。もやし1袋(200g)はひげ根を取る。
【2】鍋に水4カップ、鶏がらスープの素大さじ1/2、ナンプラー大さじ3、小口切りにした赤唐辛子2本を入れて中火にかけ、煮立ったら手羽元を加える。
【3】再び煮立たせてアクを取り、蓋をして弱火で20~25分煮る。
【4】蓋を取って中火にし、煮立ったらもやし、クレソンの茎を入れる。しんなりとしたら葉も加えさっと煮て、ライム適量を添える。
★〆はフォーで!
【2】かじきと水菜の梅ごま鍋
“さっと加熱”で食感を残すのがコツ!
<作り方>
【1】切り身のかじき3切れ(300g)はひと口大、水菜1束(200g)は5cm幅に切る。梅干し3個(正味30g)は種を取り粗く刻む。
【2】鍋にだし汁4カップ、酒・みりん各大さじ2、塩小さじ1、しょうゆ小さじ1/2を入れて中火にかけ、煮立ったらかじきを加える。
【3】再び煮立たせてアクを取り、弱めの中火で3分煮る。
【4】中火にして煮立ったら水菜を加えて梅干しを散らし、白いりごま適量を振る。
※梅干しは塩分15%のものを使用しています。
★〆はそうめんで!
【3】鶏もも肉とせりの旨じょうゆ鍋
根を入れると旨みUP! 春野菜と鶏肉のWだし
<作り方>
【1】鶏もも肉大1枚(300g)は余分な脂肪を除きひと口大に切る。せり2束(200g)は根をよく洗い、根元から切り落とす。葉は5cm幅に切る。ごぼうはささがきにする。
【2】鍋にだし汁4カップ、しょうゆ・酒・みりん各大さじ3、塩ひとつまみを入れて中火にかけ、煮立たせる。
【3】鶏もも肉、ごぼうを加えて再び煮立たせ、アクを取って弱火にし、ごぼうがやわらかくなるまで中火で15分煮る。煮立ったらせりの根を加えて2~3分煮る。
【4】せりの葉を加えてさっと煮る。
★〆はもちorそばで!
【4】ささ身とセロリのレモン鍋
火を通し過ぎず、温サラダ風に
<作り方>
【1】鶏ささ身(筋なし)5本(250g)はひと口大に切る。セロリ2本(200g)は筋を取り、茎は厚さ5mmの斜め切りにする。葉はざく切りにする。リーフレタス1/2個(200g)は大きめのひと口大にちぎる。国産レモン1/2個は輪切りにする。
【2】鍋に水5 カップ、鶏がらスープの素・砂糖各大さじ1/2、酒大さじ2、塩小さじ11/2を入れて中火にかけ、煮立たせる。
【3】ささ身、セロリの茎を加えて再び煮立たせてアクを取り、弱めの中火で2~3分煮る。
【4】ささ身に火が通ったら中火にし、リーフレタス、レモン、セロリの葉を加えてさっと煮る。
★〆は中華麺で!
【5】あさりと豆腐のにらキムチ鍋
春が旬のあさりを合わせてコク出し
<作り方>
【1】あさり(砂抜き済み)350gは殻と殻をこすり合わせて洗う。木綿豆腐大1丁(350g)はひと口大に切る。にら1束(100g)は5cm幅に切る。
【2】鍋に水4カップ、鶏がらスープの素大さじ1/2、コチュジャン大さじ11/2、みそ大さじ2、しょうゆ・砂糖・ごま油各小さじ1、すりおろしにんにく小さじ1/2、白菜キムチ(カットタイプ)150gを入れ、あさりを加えて中火で煮立たせる。アクを取り、豆腐を加えてさっと煮る。
【3】にらを加えて白ごま、一味唐辛子を各少量振り、さっと煮る。
★〆はうどんで!
【6】豚こまと菜の花のオイスター春雨鍋
春雨と合わせ、スープ麺の感覚でいただく
<作り方>
【1】菜の花大1束(250g)は5cm幅に切る。茎が太い場合は縦半分に切る。
【2】鍋に水4カップ、鶏がらスープの素小さじ1、オイスターソース大さじ3、しょうゆ小さじ2、ごま油少量を入れて中火にかけ、煮立たせる。
【3】豚こま切れ肉200gを入れて再び煮立たせ、アクを取り、緑豆春雨(乾燥)40gを加えて弱めの中火で5~6分煮る。
【4】春雨がやわらかくなったら中火にし、【1】を加えてしんなりとするまで煮る。
教えてくれた人
“おいしくて作りやすい家庭料理”をテーマに、幅広く活躍。近著に『食材2つで大満足弁当』(主婦の友社)など多数。
撮影/市瀬真衣 取材・文/番匠郁
※女性セブン2022年3月24日号
https://josei7.com/
●春野菜の”即席漬け”レシピでおかずをもう1品 島本美由紀さん|漬け汁のアレンジで味わいアップ!