災害時に生き延びるための防災マニュアル|本当に必要な備え、進化したグッズ、食料
今年7月に西日本を襲った豪雨で、実際に被害にあった人たちのリアルな体験談もご紹介! 実は勘違いも多い、水害時の行動をチェック!
●水害で長靴はNG!
長靴に水が入ると重たくなり、動きにくくなる。「豪雨では、動きやすい運動靴がベスト。水が濁って足元が見えにくくなるため、閉じた傘でマンホールや側溝などがないか、探りながら歩きましょう」(岡部さん)
●水位が20cm以上での外出は×
低い水位でも、水害時は流れが早く簡単に足を取られる。「水がひざ下まで来ていたら危険。水位20㎝以上なら外には出ず、いる場所の2階以上に避難を」(岡部さん)
●重要書類は2階以上に
「床上浸水も考え、通帳や印鑑、昔の写真が入ったアルバム、お気に入りの服など、濡れてはいけないものはビニール袋に入れて、上の階に移動させて、被害を最小限に抑えました」(広島県・主婦・ミカさん)
外出先で災害にあってしまったら…
【エレベーター】
地震が来たら、行き先ボタンを全部押して、止まった階で降りる。閉じ込められてしまったら、非常ボタンを押して、救助を待とう。
【車の中】
緊急車両の邪魔にならないよう停車し、ロックはせず、キーは残したまま車検証などを持って避難する。可能なら、連絡先を書いたものを車内に置いていこう。
【スーパー・百貨店】
出口には人が殺到し、混乱する可能性があるので、まずは従業員の指示をよく聞く。陳列棚から離れ、買い物カゴなどを頭にかぶって身の安全を確保。
●避難所での心得とは
避難所は、想像以上に周りのにおいや音が気になる。「避難所の食事はカップラーメンなどではなく、できれば乾パンなどにおいがしないものがベスト。また少しでも眠れるよう、耳栓、アイマスクなどは必須です」(岡部さん)
●ペットの迷子対策とは
過去の災害では飼い主とはぐれたペットが野生化して問題に。「首輪には飼い主の連絡先を書き、保護してくれた人が連絡を取りやすい状況を作っておきましょう」(岡部さん)