災害時に生き延びるための防災マニュアル|本当に必要な備え、進化したグッズ、食料
下記の食材を袋に入れてゆでるだけ! カセットコンロ、ボンベ、直径30㎝の鍋、厚さ0.1㎜の高密度ポリエチレン袋を用意。袋が薄い場合は2枚重ねにすればOK。
【ご飯】
【1】米0.5合と水120mlをポリ袋に入れて、20分浸水。米は研がなくても良い。
【2】浸水後、空気を抜き、袋の上を硬く結ぶ。
【3】鍋に6分目まで水を入れて、沸騰したら、中火で30分間ゆでる。
【親子丼】
【1】焼き鳥缶(たれ味)1缶、卵1個、玉ねぎの薄切り1/4個分、しょうゆ小さじ1を袋に入れ、手で揉んで混ぜ合わせる。空気を抜いて袋の上を固く結ぶ。
【2】中火で30分ゆでる。
【ポトフ】
【1】じゃがいも1個、にんじん1/2本、玉ねぎ1/4個、キャベツ3枚、ハム1~2枚を細かく刻む。
【2】【1】とコンソメの素小さじ1、水150 mlを袋に入れ、空気を抜いて袋の上を固く結び、中火で40分ゆでる。
【蒸しパン】
【1】ホットケーキミックス150gに、野菜ジュースと水各50㎖を合わせてポリ袋に入れ、手でよくもんで混ぜ合わせる。
【2】袋の上を固く結んで鍋に入れ、ときどき箸で上下に返しながら、中火で40分ゆでる。
トイレ、寝室対策 新常識
突然の災害でも、慌てずに行動すればトラブルも最小限に抑えられる。災害時のトイレの使用方法も覚えておきたい。
●新常識 トイレの水は流さない
「マンションでは配管が壊れ、階下に水漏れ被害をもたらすこともあるため、水を流すのはNG。戸建てでも状況が安定するまでは災害用トイレの使用を」
災害時の簡易トイレの使い方をマスターしよう
「トイレの回数を減らそうと飲む水分を減らすと脱水症状になるので注意が必要。家族の人数×7日間分は簡易トイレを用意して」
【1】袋は2枚設置する
まず便器カバーとしていちばん下に袋をかぶせて設置。便座を下ろし、その上から排泄用の袋をもう1枚設置する。
【2】排泄後、凝固剤を入れる
尿は2回、大便なら1回ごとを目安に凝固剤(防臭効果もあり)をふりかけ、いちばん上の1枚の袋だけを外す。
【3】さらに防臭袋に入れる
外した上袋は、しっかりと口を固く結び、セットになっているさらに防臭効果の高い溜便用の袋に入れて口を結び、ゴミ回収が来るまで保管。トイレには、新たな上袋をセットする。
●新常識 寝室には必需品を常備
「寝室には転倒の恐れがある家具は置かないのが鉄則。寝るときの服装もできれば動きやすく、外に出てもおかしくない格好がベストです」。災害時はまず必要最低限のものを持って非難する。
【ショルダーバッグ&靴の袋を常に枕元に】
「地震で荷物が飛ばされてしまうと探すのが大変。眼鏡がないと、身動きが取れない可能性も」。就寝時はそれらを想定した準備を。
【1】飛ばないよう、掛けておくのが◎
手が自由になるようショルダーバッグに必需品を入れ、枕元に掛けておく。ふだんコンタクトの人も、メガネを枕元に常備する習慣を。
【2】スニーカーは家の中から履く
家の中でもガラス片などが散らばっている可能性があるため、スニーカーは寝室で履く。中には厚手のインソールを入れておく。