そっくりなのにぜんぜん違う!「世界一まぎらわしい動物図鑑」で、大人も子どもも“え~!”と驚く
正解は、向かって右はムササビ、左がモモンガです。わかりましたか?
ムササビとモモンガはどちらも滑空して暮らすリスの仲間です。いちばんの違いは、大きさ。ムササビはモモンガの2倍くらいあって、別名「空飛ぶざぶとん」。
どちらも夜行性なので、暗い森ではわかりにくいですが、モモンガは標高が高めの針葉樹の森に、ムササビは低めの広葉樹の森にいます。
同書では、ほかにも「ジュゴンとマナティー」「アルパカとラマ」「ヒョウとジャガー」など「まぎらわしい動物」を見比べて、どっちがどっちか当てる写真クイズがたくさん掲載されています。
自然界では、ありえない加工を写真に施して、同じ草原に「まぎらわしい動物」たちが揃って登場するのも楽しいポイント。
イラストと写真でわかりやすい解説
図鑑のページでは、「まぎらわしい動物」の「ここが違う」ポイントをイラストや写真でわかりやすく解説。
監修は「ざんねんないきもの事典」などの著書がある動物学者の今泉忠明さん。
「別種なのに、なんでこんなにそっくりな動物がいるのか、それこそが進化のカギなのです」と語る今泉さんが、最新の動物学で、「まぎらわしい動物」誕生の秘密に迫ります。
収録されている動物は、約70種。哺乳類を中心に子どもに人気の動物がセレクトされています。
すべての漢字がルビつき、小さいお子さんも読みやすい仕様です。親子で、おじいちゃん・おばちゃんと孫で、年末年始は、家族一緒に動物クイズを楽しむのはいかがでしょうか?
長い進化のプロセスを経て、今を生きる動物たちの生命の尊さも学べるオススメの一冊です。
【データ】
そっくりなのにぜんぜんちがう 世界一まぎらわしい動物図鑑(小学館)
定価:1320円
監修:今泉忠明
動物学者。『ざんねんないきもの事典』『わけあって絶滅しました。』など、動物入門のベストセラー多数。