下町の名店「沿露目(ぞろめ)」店主が教える新感覚おつまみ6選
東京・門前仲町の居酒屋「酒亭 沿露目」は、蝶ネクタイ姿が印象的な店主・大野尚人さんが作り出す独創的な料理が人気の名店だ。素材の組み合わせに技あり! 家飲みを格上げしてくれるおつまみを教えてもらった。
門前仲町の名店「沿露目(ぞろめ)」店主の新感覚副菜
東京・門前仲町にあるの居酒屋『酒亭 沿露目』の店主・大野尚人さんが作る個性派おつまみは、どれもおうち飲みを格上げしてくれるものばかり。
さらに、あと一品の副菜としてもお役立ち。
「大喜利のように、意外な食材を掛け合わせることが、新感覚の料理を生み出すヒントになります。あえて王道の組み合わせを外しておいしい出合いに挑戦してください」(大野さん)
1.ミニトマトと焼きズッキーニのにんにくオイルおひたし
<作り方>
【1】ミニトマト10個はヘタを取り、湯むきする。ズッキーニは1cm幅の輪切りにする。
【2】熱したフライパンにズッキーニを入れ、軽く焦げ目が付くまで両面を焼き、塩少量を振る。
【3】鍋にだし2 1/2カップ、薄口しょうゆ1/4カップ、みりん大さじ2を入れ、煮立たせてから冷ます。
【4】フライパンに薄切りにしたにんにく1片、ごま油大さじ1を入れて熱し、にんにくがきつね色になるまで揚げたら、火を止めて冷ます。
【5】保存容器で【3】と【4】を混ぜ、ミニトマトと【2】を入れ、冷蔵室に半日ほど置いてなじませる。器に盛り、小口切りにしたみょうが適量をのせる。
★POINT! 一晩漬けるとおいしさアップ作りおきにもおすすめ!
2.かにかまと金山寺みそのマスカルポーネ和え
<作り方>
【1】ボウルで食べやすく裂いたかに風味かまぼこ10本(70g)、金山寺みそ70g、マスカルポーネチーズ100g(同量の水切りした絹ごし豆腐でも可)を混ぜる。器に盛り、粗びき黒こしょう少量を振る。
★POINT! クラッカーにのせたり生野菜のディップにしても乙!
3.インカのめざめとツナのクミンたっぷりカレーコロッケ
<作り方>
【1】インカのめざめ10個(500g、男爵いもでも可)は20分ほど蒸したら、皮をむいて潰し、塩・こしょう各少量を振って混ぜる。
【2】にんにく10g、しょうが20g、にんじん1/2本(80g)、玉ねぎ1/2個はみじん切りにする。
【3】フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、にんにく、しょうが、クミンシード大さじ1 1/2を炒め、にんじん、玉ねぎ、ツナ缶1缶(70g)を加えて炒める。
【4】【1】と【3】を混ぜ合わせ、塩・こしょう各少量、カレー粉大さじ2を加え、味を調える。
【5】【4】を食べやすい大きさに丸め、小麦粉・卵・パン粉各適量をつけ、約170℃に熱したサラダ油適量で3分ほど揚げる。
★POINT! しょうがの甘酢漬けを添えても◎
4.甘えびの紹興酒漬け
<作り方>(3人分)
【1】鍋に紹興酒2 1/2カップ(料理酒でも可)を入れて熱し、アルコールを飛ばす。アルコールが飛んだら薄口しょうゆ1/4カップ、砂糖小さじ2、皮をむいて薄切りにしたしょうが20g、長ねぎ1/2本(40g)、大葉4枚を入れて、ひと煮立ちさせてから冷ます。
【2】冷めたら甘えび25尾を漬け、冷蔵室に半日以上置き、味をよく染み込ませる。
【3】器に3等分にして盛り付け、うずらの卵の卵黄3個を1つずつ落とす。
★POINT! 紹興酒と香味野菜にじっくり漬けてねっとり濃厚な甘えびで一献
5.万願寺唐辛子とじゃこの花椒炒め
<作り方>
【1】フライパンにごま油大さじ1を熱し、潰した花椒小さじ1を入れ、油に風味を移す。
【2】じゃこ10gを加えてカリッとするまで炒めたら、食べやすい大きさに斜め切りにした万願寺唐辛子6本(100g)を加えて炒め、しんなりさせる。
【3】だし大さじ2(水でも可)で溶いたオイスターソース大さじ1を加え、炒め煮にする。器に盛り、くし形切りにしたレモン適量を添える。
★POINT! 花椒がピリッとしびれるおいしさキリッと冷やした白ワインのお供に
6.かつおの刺身の九条ねぎとにらとあおさのソースがけ
<作り方>
【1】九条ねぎ1/4本(25g)は1cm幅の斜め薄切りにする。にら1/6束(15g)は1cm幅の小口切りにする【2】ボウルに【1】、あおさ大さじ1、濃口しょうゆ大さじ1を入れて混ぜる。
【3】フライパンでごま油大さじ4を熱し、軽く湯気が出てきたら、【2】に入れて混ぜる。
【4】かつお1さくを厚めに切って器に盛り、【3】のソースをのせて、すりごま適量を振り、おろししょうが適量を添える。
★POINT! あおさの磯の風味が絶妙ソースは冷奴やおかゆにかけても
※材料は特記以外、2人分です。
教えてくれた人
酒亭 沿露目(ぞろめ) 店主・大野尚人さん/東京・門前仲町にある居酒屋『酒亭 沿露目』の店主。発想力が光る独創的な料理は酒好きを虜にしてやまない。Instagram(@zorome_monnaka)https://www.instagram.com/zorome_monnaka/?hl=jaでお店のレシピを時々公開。
撮影/深澤慎平
※女性セブン2020年7月16日号
https://josei7.com/
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