カセットテープの再生とデジタル化が一台でできる!シニアにヒットしている商品
カセットテープの再生とデジタル化が一台でできる優れモノ『カセット変換プレーヤー400-MEDI033』がシニア世代に売れている。面倒な設定がなく、操作が簡単だと評判のこの商品の開発物語をお伝えする。
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手軽にカセットテープを聴くことができるスピーカー付き
「昔のカセットテープの音源をデジタル化したい」。
カセットテープになじみのある青春時代を過ごした世代には、そう考える人が多いのではないだろうか。カセットテープの音源をデジタル化すれば、音質が劣化しないし、かさばるカセットテープも処分できてすっきりする。デジタル音源なら、パソコンやスマホでも再生ができるようになる。
サンワダイレクトでは、そういった要望に応えるため、これまでもカセットテープの音源をデジタルに変換できる商品を販売してきた。
パソコンにカセットテープの再生機器を直接つなぐことで音源をデジタル化したり、コンパクトなカセットプレーヤーから直接USBメモリに音源をコピーすることができる商品は評判だった。しかし、その場で手軽にカセットテープを聴くことができるスピーカー付きのタイプはなかった。
それを実現したのが、『400-MEDI033』だ。スピーカー付きの本体でカセットテープの音源を聴くことができ、その音源をUSBメモリにMP3形式のデジタルデータとして保存することもできる。もちろん、USBメモリの音源を再生することも可能だ。
本体にはスピーカーが付いているため、縦の長さは258㎜と少し大きい。スピーカーのサイズを小さくすることはできたが、音楽鑑賞を楽しむためにはある程度の大きさのスピーカーである必要があったからだ。これまでのカセットプレーヤーの売れ行きから、新商品の需要も確信していたものの、このサイズとデザインが市場で受け入れられるか不安があった。そんなとき、商品化を後押ししたのは、社内のカセットテープ世代だったという。
娘が生まれた頃の録音テープが再生できた
デジタルと言っても、操作はシンプルで簡単だ。カセットテープの音源をMP3に変換したいときは、USBメモリを挿した本体に、カセットテープを入れて再生、その後、USBの録音ボタンを押すだけだ。実際に使っている人からも、「デジタル化するというと難しいのかもと思ったが、操作が簡単だった」という声は多い。
ユーザーの中には、「娘が新生児の頃に話した声を録音したテープが出てきて、久々に聴いたところ、家族で泣いたり笑ったりした。娘がお嫁に行くときには、このカセットテープの音をデジタル化して渡したい」という心温まるものもあった。
カセット変換プレーヤーはサンワサプライの直営通販「サンワダイレクト本店」で購入することができる。家の押入れに青春時代のカセットテープが眠っているというかたはぜひチェックしてみてほしい。
【データ】
『カセット変換プレーヤー400-MEDI033』
サンワダイレクト
電話:086・223・5680
価格:6345円。
乾電池(単2×4本・別売)とコンセントの2WAYで使える。重量約645g。
※女性セブン2020年7月2日号
https://josei7.com/
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