猫が母になつきません 第157話 「どうしても」
猫と一緒だとなぜかよく眠れます。お腹に感じる程よい重みや、腕にのせた前脚の愛らしさに癒されて眠りにおちます。初めてさびと一緒に寝た日のことは忘れられません。最初の冬が来たある晩、さびがベッドの周りをうろうろするので何気なく布団をめくるとするりともぐりこんで来ました。猫を飼ったことがなかったのでその時まで「一緒に寝る」という発想がなくて急な展開に「え?寝るの?」という戸惑い、そして緊張…。今は猫が一緒でないと寂しいほどですが、さすがに夏は暑い。でもどうしても眠れない夜もある。そんな時は部屋の隅で寝ているさびを抱っこしてベッドに移動。最初は逃げる機会をうかがっていますが、「お願い」という気持ちを込めて撫でていると「もうわかったから」というようにふっと力を抜いて寝る態勢に入ります。すみませんね、ほんとに。
【作者プロフィール】
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母とくらすため地元に帰る。典型的な介護離職。モノが堆積していた家を片付けたら居心地がよくなったせいかノラが縁の下で子どもを産んで置いていってしまい、猫二匹(わび♀、さび♀)も家族に。
第101話「まだまだうめぼし」
第102話「ゆずれない」
第103話「ストップ再利用」
第104話「きづかれる」
第105話「いま?」
第106話「あっというま」
第107話「のまない」
第108話「つけない」
第109話「つかない」
第110話「ドライブスルー」
第111話「るすでん」
第112話「リフォーム」
第113話「かいかえる」
第114話「ピンク!」
第115話「足元注意」
第116話「にらまれる」
第117話「さがしもの」
第118話「こっせつ_その後」
第119話「はかない」
第120話「猫の手」
第121話「やればできる」
第122話「あっとうされる」
第123話「おしまくる」
第124話「ゆだんする」
第125話「いただく」
第126話「たべない」
第127話「いるやつ」
第128話「さむい」
第129話「きこえてる?」
第130話「いぞんする」
第131話「はいらない」
第132話「おかないで」
第133話「つける」
第134話「はなせる?」
第135話「あじみする」
第136話「きになる」
第137話「すいてた」
第138話「のばされる」
第139話「とほうにくれる」
第140話「にっこうよく」
第141話「おさまる」
第142話「みせにくる」
第143話 「おこられる」
第144話「ぜんぶだす」
第145話「あてはまる」
第146話「みえる」
第147話「ハマる〈ちらしずし編〉」
第148話「 ねている」
第149話「にている」
第150話「週末の恋人」
第151話「みせつける」
第152話「かくす」
第153話「にぶい
第154話「れんしゅうする」
第155話「みつける」
第156話「メッセージ」