【脳活性トレ】トランプカードでゲームに挑戦!「単純なルールだけど脳が汗をかく」
猛暑や台風…天候不順が続くときは、お家で楽しく過ごしてみませんか?
「1・2・3・5・10」の各4枚(合計20枚)のトランプを使うだけで、記憶力や計算力、 判断力などが高まる「脳活性化トランプカード」。脳の活性化に役立つ遊び方を6つ紹介します。1人で、夫婦で、友人と、楽しみながら脳を鍛えましょう。
監修
川畑 智/理学療法士
脳トレトランプで認知機能を改善!
日本人になじみが深いトランプは、脳活性プログラムのアイテムとしてもおすすめである。「川畑式」では絵札を使わず、使うカードの数字も5種類とシンプルなので、誰でも楽しく取り組むことができる。 「計算をしたり、記憶したりすることで脳がほどよく使われ、活性化につながります。
実際に取り組んだ方からは、『物忘れが減った』『頭がスッキリした』などのお声をいただいています」(川畑氏) まずは難易度が低いものから始めて、自分のペースでレベルを高めるとよい。誰かと一緒にやることで効果がさらにアップするので、ワイワイと楽しみながら取り組もう。
用意するもの
1・2・3・5・10のトランプを各4枚(合計20枚)
ゲーム1:「ひとつ前の色比べ 」
人数:1〜2人/難易度:★
●遊び方
【1】トランプをよく混ぜて山札をつくり、数字を伏せた状態で上から1枚引いて机に置く
【2】山札からもう1枚引いて、同じ色のトランプが出たら「はい」、違う色のトランプが出たら「いいえ」と答える
【3】1枚引いては同じように【2】を繰り返し、山札のトランプがなくなるまで続ける。
間違えずに言えるように頑張りましょう。
ゲーム2:「30までの足し算」
人数:1〜2人/難易度:★
●遊び方
【1】トランプをよく混ぜて山札をつくり、上から1枚引く
【2】山札の上からトランプをもう一枚引いて、数字を足し算する。これを繰り返す
【3】合計30を超えたら、「ストップ」と自己申告する
できるだけ早く、間違えずに達成できるように頑張りましょう。
ゲーム3:めくって10
人数:2〜4人/難易度:★★
●遊び方
【1】20枚のトランプをすべて数字を伏せて、机に並べる
【2】まずはトランプを最低2枚めくる。出た数字を足して合計10以下であれば、自分の手元に置く
・3枚以上めくる場合は、何枚めくるかは自分で決めてOK
・合計10以下→成功(手札は自分の手元に)→交代(次の人がめくる)
・合計11以上→失敗(手札は元に戻す)→交代(次の人がめくる)
【3】参加者が順番にトランプをめくり、トランプがなくなったらゲーム終了
・手元に置いてあるトランプの数字の合計数が大きい人の勝ち
ゲーム4:「一発逆転の大きさ比べ」
人数:2人/難易度:★★
●遊び方
【1】トランプをよく混ぜて、10枚ずつ配る
【2】お互いに手札から好きなトランプを1枚ずつオープン。数字が大きいトランプを出したほうが勝ちで、オープンした2枚を自分の手元に置く
【3】10枚のトランプを出しあって、手元にあるトランプの数字の合計数が大きいほうが勝ち
※ただし、「1」と「10」が出た場合は 「1>10」になり、「1」の勝ちになる →「1」をどのタイミングで出すかが 勝負のカギに!
★相手が持っている残りのトランプを予想しながら、自分の出すトランプを考えると脳トレ効果アップ!
ゲーム5:「最後まで10」
人数:1〜2人/難易度:★★★
●遊び方
【1】「1」のトランプは使用しないので、外しておく
【2】手札からトランプを5枚机に並べてオープン。合計で10になる組み合わせのトランプを選んで外す
【3】抜けた分のトランプを補充。再びトランプを5枚にする
【4】再び合計で10になる組み合わせのトランプを選んで外す。「10」のトランプが出たら、その1枚だけを外し、1枚補充する
・これを繰り返し、すべてのトランプを使い切ったところでゲーム終了
※2人以上で遊ぶときは、タイムを計って競い合う
※トランプが余ってしまった場合は、最初からやり直す
ゲーム6:「赤黒計算でぴったり30」
人数:1〜4人/難易度:★★★
●遊び方
【1】赤の「5」と赤の「10」のトランプは使用しないので、外しておく
【2】数字を伏せて積まれた山札の一番上に、黒の「10」を1枚伏せて乗せる
【3】一番上の黒の「10」からスタートして、1枚ずつめくって山札の横に置き、黒が出たら足し算をして和数(足した数)を答える。赤が出たら引き算をして差数(引いた数)を答える
【4】【3】の足し算・引き算を繰り返し行ない、最後の1枚をめくったときに「30」になれば成功
※途中で偶然「30」になることもあるが、気にせず最後の1枚まで続けよう。
文/常井宏平
※週刊ポスト2023年8月18日・25日号