そば好きDEEN池森秀一さんおすすめ”乾麺”10選 プロが教える極上のゆで方「夏は氷が必須」
いつでも好きな時に味わえる乾麺のそば。ちょっとした工夫で“まるで生そば”のように食べられるんです。その秘訣を紹介します。また、芸能界最強“そば好き”DEEN 池森秀一さん（53）が「ベスト・オブ・ベスト」ともいうべき乾麺10品を紹介します。お店のような味わいが手軽に楽しめるものばかり。池森さんのコメントにも注目。「極上そば」お取り寄せして、おうちで味わってみて！
※価格は、編集部調べの実勢価格です。商品によって単品売りしていない場合もあります。
乾麺を“まるで生そば”のように食べるための秘訣
池森さんがプロデュースする『二八の裁ちそば』を製造している製麺所「奈良屋」代表取締役社長・猪股裕一さんが乾麺の特徴とポイントを教えてくれました。
「温かいめんつゆで食べるのは、食感がしっかりと残る乾麺の方が向いているかと思います。1袋を一気にではなく少量ずつゆでる＆締めるがおいしく食べるポイントです」（猪股さん）
【1】準備
・大きくて深い鍋を用意。4L鍋が望ましい。
・水道水がぬるくなる夏は氷は必須。
・ザル。麺が抜け落ちない、網目の細かいものを。
・ボウル。すぐ冷える金属製のものがベター。
【2】ゆではじめ
パスタと同じ要領で
鍋に湯（そば100gに対して1L以上）を沸かし、麺をパラパラと入れたら、麺同士がくっつかないように箸でかき混ぜる。
【3】ゆでている最中
しっかり混ぜてOK
お湯がふきこぼれない程度に火加減を調整し、表示通りゆでる。好みによりゆで時間を調整してもよい。
【4】洗い＆ぬめり取り
ここで麺の温度をしっかり下げる
ザルにあけたら流水をあてながら、しっかりゴシゴシと表面のぬめりを落とすように流水でしっかり洗う。
水を張ったボウルに入れ替えたりしながらしっかり洗う。
【5】仕上げ
生そば同様に洗い、最後に氷水にさっとくぐらせる（5秒程度）。温かいめんつゆで食べる場合は湯通しを行う。
完成！
『みわび 信州十割そば』日本アクセス
十割なのにしなやかな食感が楽しめる
「自社製粉した挽きぐるみのそば粉の風味がしっかりしていて、嫉妬するくらいおいしい」（池森・以下同）。
『みわび 信州十割そば』200g 375円／日本アクセス
【HP】https://accessbrand.nippon-access.co.jp/
『二八の極み』ナガノファクトリー
バランス抜群！ 15分で完売した人気の一品
「おびなたさんとコラボした二八そば。そば粉が甘めなので、太めの凸凹麺にしてつゆ絡みをよくしました。つゆをたっぷりつけて食べて欲しい！」。
『二八の極み』200g 416円／ナガノファクトリー
『そば通も呻る八割そば』小山製麺
シャキッと歯応えが楽しい細麺
「挽きぐるみそば粉が8割配合で香り高いのがいい。細めの麺だけどちゃんと歯応えがあって、女性にも好まれるんじゃないかな」。
『そば通も呻る八割そば』240g 410円／小山製麺
『裁ちそば』奈良屋
最強にうまいそばベスト3に入る味！
「紀ノ国屋でジャケ買いしたのがきっかけ。食べてびっくり、極端な乱切りが特徴の田舎そば。冷たいのも温かいのもおいしくイケるから、食べるたび感動できる」。
『裁ちそば』200g 314円／奈良屋
『幌加内十割そば 白銀の郷』ほろかない
上品だけど本格派北が誇る十割そば
「日本最寒にして日本一のそば生産地、北海道の幌加内町で作られた十割そば。熟成されているから、荒々しさのない、上品な味わい」。
『幌加内十割そば 白銀の郷』200g 594円／ほろかない
『深大寺そば 長和紙』島田製粉
そばの名所・深大寺で使われる美そば
「そばの実を削った真っ白の一番粉が多く配合されているから、見た目がとにかく美しい！まさにそば界の“大吟醸”。細麺で、3分でゆで上がるのもいい」。
『深大寺そば 長和紙』300g 734円／島田製粉
『祖谷十割そば 石臼挽き』岡本製麺
なめらかでコシもある衝撃のおいしさ！
「石臼で挽いたそば粉を100%使用しているのに、なめらかで喉越しのよい食感。しかも細いのにしっかりコシがある。ワオ！って驚く味わい」。
『祖谷十割そば 石臼挽き』200g 464円／岡本製麺
【HP】okamotoseimen.co.jp
『信州飯山 新富倉そば』桝田屋食品
つるんとした食感は夏にイチオシ！
「オヤマボクチ（山ごぼうの葉）をつなぎとするコシの強いそば。つるんとした喉ごしがユニーク。食欲のないときもつるつるっといけちゃう」。
『信州飯山 新富倉そば』160g 470円／桝田屋食品
『天保そば』酒井製麺所
約160年越しに蘇った幻の逸品
「1998年に、天保の大飢饉のときに保存されていたそばの実が発見されて、そこから生産を蘇らせたというロマンあふれるそば。太麺だけど歯切れがよく、純粋においしい」。
『天保そば』200g 594円／酒井製麺所
『太兵衛そば』永坂更科 布屋太兵衛
名店の味を家庭でも再現！
「東京・麻布十番に総本店を構える老舗そば店の味を家庭でも再現！ 麺がしっかりしているので、温かい麺でもダレないのが◎。美しいそばです」。
『太兵衛そば』250g 540円／永坂更科 布屋太兵衛
教えてくれた人
DEEN 池森秀一さん
1993年、ロックバンドDEENのボーカルとしてデビューしミリオンヒットを記録。2018年、『マツコの知らない世界』（TBS系）で10年間毎日そばを食べ続ける男として紹介され話題に。
奈良屋 代表取締役社長 猪股裕一さん
1750年ごろに福島・田島町本町で酒造業『山緑奈良屋』を創業。昭和中期にそばの製造を始め、現在ではそばだけでなく中華麺など幅広く製造している。
撮影／玉井幹郎 田中宏幸 取材・文／辻本幸路
※女性セブン2023年8月10日号
https://josei7.com/
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