『ウイーザス九段』便りVol.3《恒例の秋祭り》今年のテーマは「入居者が主役になるハレの日」浴衣姿でランウェイを!「笑顔と涙」で盛り上がったイベントに潜入
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介護付有料老人ホーム『ウイーザス九段』で実施している恒例のビッグイベント「秋祭り」が開催された。今回のテーマは「入居者が主役になるハレの日」。入居者がヘアメイクやネイル、浴衣や甚平でドレスアップした“ハレ姿”でランウェイを進む――施設初の試みを取り入れた盛大なお祭りの様子をレポートする。
ヘアメイクやネイル、浴衣で入居者がドレスアップ
「ご入居者と思い出に残る一日を一緒につくりたい」という想いから、『ウイーザス九段』で毎年実施している一大イベント「秋祭り」。今年は、初秋の風が心地よく吹き抜ける9月後半に開催された。
お祭り屋台風に演出され提供される食事に縁日のようなゲームコーナー、昭和歌謡コンサート、豪華景品が当たるビンゴ大会と、盛りだくさんの内容で、入居者とご家族が楽しみにしている年に1度の“ハレの日”だ。
今回、お祭りイベントのプログラムとして新たに催された目玉企画は「ハレすがTIME」(はれすがたいむ)。
浴衣や甚平を纏い、髪や爪を華やかに仕上げた入居者たちが、メイン会場に設置されたランウェイを歩く――「お一人おひとりがお祭りの主役になる」。そんな瞬間を味わって欲しいというスタッフの想いが込められている。新たな企画を中心に今年の秋祭りに密着、その様子をレポートする。
「ハレ姿」に変身!お祭り実況レポート
――お祭り当日の午前中、3階のリハビリルームには紅白の垂れ幕がかかり、壁にはお祭りの装飾が施されたフォトスポット『ハレの日スタジオ』が登場。
大きな鏡がセットされたメイクコーナーやネイルケアを行うスペースが設置され、普段はリハビリ機器が並ぶ3階スペースが、まるで本格的なメイクルームさながらだ。プロのヘアメイクアップアーティストや介護美容を学んだチームがスタンバイするこのフロアに、着付けコーナーで浴衣や甚平に着替えた入居者さんたちが続々とやってきて、メイクタイムがスタート。
80代の入居者さんは「化粧道具は家に置いてきちゃって、普段はお化粧なんてしないから、どうなるかしらねえ」と、ワクワクした様子でメイクコーナーに着席。
介護美容を学んだというメイクのボランティアスタッフは、「ピンク系が似合いそうですね」と、肌にやさしい素材で作られたファンデーションや口紅で、メイクを仕上げていく。
メイクの後は、プロのスタイリストによるヘアアレンジだ。グレイヘアが美しい入居者さんは、「きれいな編み込みにしてもらいました。ありがとう」と嬉しそう。メイク前と比べてグッといきいきとした表情をしている。
ハンドケア&ネイルでテンションもアップ
ヘアメイクが仕上がったら、ハンドケアとネイルが待っている。
メイクやネイルに使用する商品は、高齢者の肌や爪にもやさしい天然由来の顔料を配合したものを選び、ソフトタッチでケアを行うことを心がけているとのことで、体への負担を少なくする配慮がされている。
『ウイーザス九段』では「ケアビューティ」という普段のレクの中でも、ネイルを楽しめるプログラムがある。マニキュアには落としやすいことも考慮して水性ネイルを、デコレーションは取れてしまって誤食がないように、剥がれにくいシールを。介護美容を学んだスタッフならではの工夫が、イベントでも生かされている。
甚平姿がお似合いの男性の入居者さんは、長さや甘皮を整え、きれいに磨きあげるネイルケアを受けている。
ネイリストさんから「爪の形がとってもきれいなので、磨くとより美しく目立ちますね」と声がけされ、「今日はプロが磨いてくれて爪がピカピカだなあ」と少し照れた様子ながらも嬉しそう。
ヘアメイクとネイルが完成した入居者さんは、フォトスポットで記念撮影だ。入居者さん同士が、「あら素敵ね!」「甚平姿もいいじゃない」などと声を掛け合い、“ハレの日”の華やかな雰囲気に笑顔が溢れている。
スタッフも「すごい!ステキ!」「かわいらしい!キレイ!」と興奮気味にカメラのシャッターを押している。
お祭りグルメや縁日の演出でワクワク感を
メイン会場となる2階のダイニングルームでは、ランチタイムに合わせて、焼きそば、フランクフルト、唐揚げ、ポテトフライ、綿あめなど、お祭りで人気の料理が屋台風に演出されてズラリと並び、お祭りムード満点。
食事には定評のある『ウイーザス九段』では、調理はすべて厨房で専属の料理人が手がけ、その味わいはどれも本格派。この日も、縁日メニューに加え、寿司にステーキ、うなぎなど豪華な一品も振る舞われ、ダイニングルームはあっという間に満席に。
「甚平を着てお寿司をいただくのは、普段とは違っていいよね」「ヒレ肉のステーキ、やわらかくておいしいですよ」と、参加しているご家族同士の会話も弾んでいる。
ご主人にすすめられて浴衣を着てみたという入居者さんは、
「お祭り好きの夫が着付けを申し込んでいたの。それじゃあ、私も着てみようかなって。浴衣は自分で選びました、素敵な柄でしょ? 若い頃に浪曲を習っていたので和服はしょっちゅう着ていましたけど、ずいぶん久しぶり。たまにはいいものですね」と、笑顔だ。
晴れ姿でレッドカーペットを歩く初の試み
食事やゲームを楽しんだ後は、いよいよ浴衣や甚平姿を纏い、ヘアメイクやネイルケアでドレスアップした入居者さんたちが、ランウェイを歩く「ハレすがTIME」。この日のために設えたレッドカーペットは、足元に引っかかりがないように入念に養生し、準備されたものだ。
司会を務めるのは、『ウイーザス九段』のイベントでは、お馴染みの“懐メロプリンス”こと中田亮さんと、中田さんも活躍するシニア向けオンライン配信サービス「コリスライブ」で「癒しコンサート」に出演している人気の歌手、あみさんだ。
「こんにちは! 今日は皆さんがレッドカーペットを歩きます。初めての試みを楽しんでください」という中田さんの挨拶とともに、ランウェイウォークがスタート。
中田さんが、おめかしした入居者さんの名前を一人ひとりアナウンスし、「おしゃれが大好きな○○さん。今日はネイルも浴衣もオレンジ色で合わせました」、「普段は赤い服が多い○○さん、今日は青い浴衣に挑戦!」と、紹介する中、堂々とランウェイを進む入居者さん。さながら、ファッションショーのような演出に、会場全体が盛り上がる。
かつては、ファッションモデルとして活躍されていた男性入居者さんは、手を振りながら車椅子で入場。堂に入った姿でステージへ向かう。到着すると「ありがとう、ありがとう」と声を震わせ、目に涙を浮かべ、感無量の表情だ。
80代の入居者さんは「今日は髪も素敵にセットしてもらって嬉しい。歩く時はちょっと緊張しました」と感想を語ってくれた。
恒例の昭和歌謡コンサートでお祭りも最高潮に
「ハレすがTIME」で会場の熱気が高まったところで、恒例の昭和歌謡コンサートへ。「皆さんにエネルギーをいただいたので、我々も頑張って歌います!」と、中田亮さんも気合いが入る。
「さんぽ(となりのトトロより)」「365歩のマーチ」「青い山脈」「お祭りマンボ」など名曲を熱唱する中田さん、あみさんの歌声に合わせて、会場からも手拍子と歌声が響き渡る。
「皆さんのハレ姿に刺激を受けて、僕もファッションにこだわりたくなりました!」と、中田さんが、衣装をゴールドのジャケットにチェンジ、郷ひろみさんの名曲「2億4千万の瞳(エキゾチック・ジャパン)」を振り付きで熱唱。
続いてあみさんは、シックな黒いドレスに身を包み、山本リンダの「狙いうち」で応戦。レッドカーペットの上を踊りながら昭和歌謡を大熱唱し、会場を沸かせていた。
ラストソングは、中田さんオリジナル曲「みんなのウタ」。会場内、皆さんと一緒にフリつきで大合唱し、コンサートは終了。
そして最後のお楽しみ企画は、豪華賞品が当たるビンゴ大会だ。入居者さんとご家族、そしてスタッフも参加し、大盛況。今年のお祭りは、フィナーレを迎えた。
浴衣や甚平でおしゃれをした入居者さんたちは、“ハレの日”の装いに、いつもより表情が明るく、饒舌になっていた。
「入居してから、お祭りには初めての参加でした。普段は顔を合わせないかたともお話しできて嬉しかったですね」
「レッドカーペットで名前を呼ばれて、ドキドキしましたけど楽しかったですね」と、口々に笑顔で語る入居者さんたち。
今年の秋祭りは「入居者さんが主役」――入居者さんもご家族も、そしてスタッフの皆さんも、“ハレの日”を存分にエンジョイした一日となった。
撮影/柴田和衣子 取材・文/青山貴子
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【データ】
■ウイーザス九段
介護付有料老人ホーム(一般型(介護予防)特定施設入居者生活介護)
所在地:千代田区神田神保町三丁目6番地
居室数:84室
定員:87名
全室個室 一人用居室81室、二人用居室3室
入居要件:原則満65歳以上、入居時自立・要支援・要介護の方
運営主体:株式会社ウイーザス(株主 小学館不動産株式会社・株式会社久保工)
https://withus-care.jp/
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問い合わせ:0120-142-089(9:00~19:00)
URL:https://kudan.withus-care.jp/
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