夏旅のお供に注目の駅弁!「話題のスペーシアXの最新作」ほか味も器も楽しい激レア12選
日本独自の文化であり、海外からも注目されている駅弁。名店の味を味わえることはもちろん、器に趣向を凝らしたものなど種類も豊富だ。そこで、数多く売られている駅弁の中から、器も楽しめる注目の駅弁、超レアな駅弁をご紹介。駅弁ラバー2人による駅弁の誕生から現在までの進化エピソードも必見!
駅弁の誕生から進化まで専門家が分析
駅弁の発祥には諸説あるが、明治18(1885)年7月16日、栃木・宇都宮駅でたくあんつきのおにぎり弁当が売られたのが日本初との説が有力。
「駅弁文化は日本独自のもの。台湾など一部にもありますが、全国津々浦々で地方の食材を使ったさまざまな駅弁を売っているのは日本だけ」と話すのは“駅弁の女王”小林しのぶさん。
一方、駅弁には常温での保存性に工夫があると駅弁ライターの望月崇史さんは説明する。
「駅弁は旅の途中で体調を崩さないよう、輸送時間まで加味した上で、1~2日程度保存できて傷みにくい工夫が施されています」(望月さん・以下同)
そんな条件をクリアして種類豊富に進化し続ける日本の駅弁は、フランスなど海外からも憧れられる食文化の1つに。
「冬の地域限定だったずわいがにの味を、最新の技術でターミナル駅でも通年楽しめるようになったのは、素晴らしいことです」
さて、どれを旅のお供にする?
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駅弁の専門家が選ぶ注目の3選
・各駅弁の主要な取り扱い駅を記載していますが、他の駅で販売されている場合もあります。
・原稿内の(小)は小林さん、(望)は望月さんのコメントです。
越前かにめし/1380円(番匠本店)
福井駅(福井県)
昭和36年に誕生した名物駅弁は、かにみそなどの炊き込みご飯仕立て。かにの抜き身をふんだんにトッピング。
「冬の味覚ずわいがにや紅ずわいがにの味が楽しめる大定番です」(望)
銀座久兵衛 ばらちらし /1880円(吉田屋)
東京駅(東京都)
東京・銀座の名店「銀座久兵衛」監修のイクラ、穴子、あわび、えび、こはだを楽しめるバラちらし。
「すし飯、ひとくちサイズの魚介の切り方、味つけも繊細かつ上品。弁当会社が何度も店に通って駅弁化にこぎつけた情熱に感謝」(小)
JR貨物コンテナ弁当・明石の鯛めし/1600円(淡路屋)
神戸駅(兵庫県)
JR貨物コンテナをモチーフにしたユニーク駅弁の第2弾。神戸すきやき味だった第1弾から、明石の鯛めしに。
器も楽しめる注目駅弁6選
→次に「器」も楽しい!注目の駅弁を紹介します!