最高の老人ホームランキング<2>~安心の医療部門~【2018夏 最新版】
”施設選びのプロ”の投票によって選ばれた「老人ホームランキング」の最新版を公開――。
終の棲家探しの大きなカギとなる「食事」「医療」「レクリエーション」の3つの観点から最高の老人ホームはどこか、徹底取材した。1回目の「食事部門」に続き、今回ご紹介するのは「医療部門」。
以下のランキングは「老人ホーム紹介業者」の相談員の投票をもとに作成したものだ。
今回は関東圏の紹介業者を中心に、81人の相談員が“親に薦めたい介護付き有料老人ホーム”を投票。上位の各50施設を掲載した。
→最高の老人ホームランキング<1>~旨い食事部門~【2018夏 最新版】はこちらをクリック
※選考基準は文末を参照。
1位 未来倶楽部 荏田
獲得ポイント:64
所在地:神奈川県横浜市都筑区荏田南
●入居一時金:0~582万円
●月額利用料:23万1660円〜32万8660円
●入居定員:90人
●入居率:72.2%
●看護・介護体制:1.9人
●ベテラン職員比率:21.1%
●夜勤を行なう従業員数:5人
●看取りの有無:あり
長谷川眞理・施設長は、施設の特長として充実した看護スタッフの配置を挙げる。
「日勤帯は看護スタッフが3~4人勤務し、夜間は2人体制。24時間、配置するようにしています。他にも、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が週3~4回のペースで機能訓練にあたります」
クリニックが附設されているため、何か異常があった際には医師の処置がスムーズに行なわれる。クリニックが閉じている時間帯でも、担当医師とは24時間のオンコール体制が取られている。
「人工呼吸器をつけた方や、鎖骨の下から静脈に直接、高カロリーの栄養を流しているIVH(中心静脈栄養)の方にもご入居いただいています。医療依存度の高い方々を、きちんと受け入れられる態勢を整えています」(同前)
2位 ソラスト大宮見沼
獲得ポイント 53
所在地 埼玉県さいたま市見沼区大字南中丸
●入居一時金:0円
●月額利用料:21万0160円
●入居定員:55人
●入居率:98%
●看護・介護体制:2人
●ベテラン職員比率:14.6%
●夜勤を行なう従業員数:3人
●看取りの有無:あり
医療依存度が高くても制限なく柔軟に受け入れる。施設管理者の岡﨑惠子氏がいう。
「24時間看護師配置の施設なので、痰の吸引が1日に何度も必要で他の施設で入居を断わられたという方でも、ご入居いただいています。4月から理学療法士が常駐しており、個別のリハビリも熱心に取り組んでいただけます。重度の方でも外出する機会を積極的に作るようにしています」
3位 ハートランド明生苑
獲得ポイント:48
所在地 東京都足立区保木間
●入居一時金:0~144万円
●月額利用料:12万7600円~18万7600円
●入居定員:308人
●入居率:87%
●看護・介護体制:3人
●ベテラン職員比率:35.3%
●夜勤を行なう従業員数:7人
●看取りの有無:あり
医療法人が母体となっているため系列の医療機関との連携が緊密であり、24時間体制で看護スタッフが常駐していることを高く評価する相談員が多かった。
「医療依存度の高い入居希望者の相談にも乗ってくれる」「部屋は個室ではなく多床室だが、スタッフの出入りの機会が多く、見守りやお世話が行き届いている」との評価もあった。
4位 未来倶楽部 江戸川
獲得ポイント:43
所在地:東京都江戸川区本一色
●入居一時金:450万円〜980万円
●月額利用料:24万2460円〜27万4860円
●入居定員:58人
●入居率:77.6%
●看護・介護体制:2.1人
●ベテラン職員比率:27.8%
●夜勤を行なう従業員数:3.5人
●看取りの有無:あり
附設クリニックが24時間対応し、「入居者の入院が圧倒的に少ない」(看護主任の下堂前亜希氏)のが特徴。食事が取れない状態だった人が、「嚥下の訓練をして口から食べられるようになったこともある」(同前)という。