本当に使える、みんなが使ってるスマホアプリは?生活を便利に楽しくする必須アプリと最新事情
スーパーのチラシが比較出来たり、カメラをかざすだけで調べものが出来たりと、世の中には便利なアプリがたくさんあるのをご存じだろうか。アプリに詳しいお二人に、最近のアプリ事情や、お気に入りのアプリを教えてもらった。知っているのと知らないとでは大きな差がでる、ぜひ参考にして欲しい。
スマホアプリは600万以上も存在する
「Android版とiPhone版を合わせると、アプリの総数は600万以上あります」
とはスマホ・アプリライターの津田マリリンさんだ。これほどの数の中から、自分にとって便利なアプリを探すのは至難の業だ。
「そもそも、1年以上更新されていないアプリはおすすめしません。情報が古かったり、不具合が起きてもサポートしてもらえない可能性があるからです」(津田さん)
「LINE」「Google マップ」はもはや必須アプリ
それを踏まえてダントツでおすすめなのが、言わずと知れた『LINE』だという。
「これは必須です。通話とメール機能が無料なのはもちろん、コロナ禍では、ビデオ通話機能を使ってリモート会議やリモート飲みを楽しんだ人が増えました。『Zoom』などのビデオ会議アプリを新たに入れなくても、時間や人数の制限なく使えるので便利です。ほかにも、ニュースやお得なクーポンの配信、ネット通販のサイトに飛べるなど、機能が充実しています」(津田さん)
さらに、テックライターの太田百合子さんは、目的地までのルートをナビしてくれる地図アプリの『Google マップ』も必須だという。
「レストランなど、近隣のスポット情報やその場所の混雑状況もわかる機能があるため、ソーシャルディスタンスが気になるコロナ禍のいまは特に便利です」(太田さん)
画像と音声の認識技術が進化
さらに、津田さんが個人的に気に入っているというのが『Google レンズ』だ。
「名前がわからない植物や建物などにカメラをかざすだけで、文字などを打ち込むことなく自動で検索がなされ、解説文が表示されます。これは、画像認識と解析力にすぐれたGoogleだからこそできるサービスといえます」(津田さん)
■Google レンズ
カメラや写真を使って検索や調べもの、翻訳、ショッピングなどが出来る。文字をコピーしパソコンに貼り付ける事も可能だ。
このような画像認識や音声認識にはAI(人工知能)が活用されており、画像認識を用いて、現実の空間にデジタル情報を重ねるAR機能を採用するアプリが近年増えているという。
「私もAIを搭載したアプリを活用しています。なかでも登山のときなどに便利なのが『AR山ナビ』。スマホを山にかざすだけで、山の名前と標高が表示されます」(太田さん)
このほかにも、医師やファイナンシャルプランナーなど、各業界の専門家が実際に使っているアプリなどたくさんある。ぜひ活用してほしい。
■AR山ナビ
全国16.000以上の山の名前、標高、よみがながわかる。
私が使っているアプリを紹介します!
週刊誌「女性セブン」の読者2556人に行った「いちばん愛用しているスマホアプリ」アンケートの結果の中から、ためになるアプリをご紹介。
【ママリ】妊娠・出産で悩む女性向けQ&Aアプリ。
「匿名で投稿できるので、ほかでは言えない夫と義実家の愚痴をここに書いて発散しています」(30才・主婦)。
★ダウンロード(App Store)はコチラ
【祖父母 ninaru】孫を見守るための妊娠・育児アプリ。
「お嫁さんのお腹の赤ちゃんの成長速度や、私たち祖父母が何を手伝ったらいいのかがわかって便利」(61才・主婦)。
【頭痛ーる】気圧の変動が起こす不調に注目し、気象予報士が考案した気象病対策アプリ。
「低気圧の予測を参考に早めに備えられるようになりました」(39才・会社員)。
【ウンログ】うんちの状態を記録して健康をサポートするアプリ。
「排便を記録するとAmazonポイントに交換できるウンチップも貯まってお得」(46才・主婦)。
【Address Search (アドレス サーチ)】相手にメールを送らずに、古いメールアドレスがまだ使えるか確認できるアプリ。※Android機種のみ対応
「同窓会の幹事をしたときに活用」(50才・主婦)。
教えてくれた人
津田マリリンさん/スマホ・アプリライター、太田百合子さん/テックライター
取材・文/土田由佳、番匠郁
※女性セブン2021年12月2日号
https://josei7.com/