目の不調が整う新習慣5|専門家が教える『ドライアイ』や『疲れ目』対策
おうちに時間が長いコロナ禍のなかでは、目を酷使しがち。そこで、目に優しい習慣を取り入れて、疲れ目やドライアイなどをスッキリさせちゃいましょう。専門家がおすすめする『目の不調が整う新習慣』5つを紹介します。早速トライできる簡単なものばかりなので、ぜひ取り入れてみて欲しい。
【新習慣1】意識してまばたきをする
「ドライアイは日本で約2200万人も疾患数がいるといわれる病気で、原因の1つはまばたき不足です」(骨格矯正士 清水ろっかんさん・以下同)。
まばたきの回数が少ないと涙の分泌が減って、角膜が傷つき痛みを感じるように。気づいたときにまばたきエクササイズを行い、目に潤いを取り戻して。
●まばたきエクササイズ
[1] 1秒間に1回まばたきをする。それを10秒続ける。
[2] 1秒間に2回まばたきをする。それを10秒続ける。
[3] 1秒間に3回まばたきをする。それを10秒続ける。
[1]~[3]を1セットとして、数セット繰り返す。
【新習慣2】手のひらで目を温める
「まつげの生え際には目の乾燥を防ぐ“マイボーム腺”があります。この油分が加齢とともに固まり、網膜に行き渡らなくなると目がゴワゴワに。手のひらで温めるだけでマイボーム腺が溶けて、潤いのある目を取り戻すことができます。さらに疲れ目を改善したり、涙の分泌を促しドライアイを予防することができます」。
家で行うときは市販のグッズやホットタオルを使ってもOK!
●温め方
リラックスして、両手のひらを擦り合わせる。「温まった」と思ったら、手のひらで目を包み込むように軽く押さえる。深呼吸を10回行いながら、「体温で眼球を温めている」とイメージして行おう。
【新習慣3】パソコン画面は目の高さにする
「人間の頭の重さは体重50kgの人の場合、約5kgですが、頭を前に30度傾けただけで、18kgも頸椎に負荷がかかります」。
パソコンを使うときは、画面を目の高さに上げ、画面との距離は40cm以上離すのがベスト。パソコンの下に、辞書などの分厚い本や雑誌などを置くと、簡単に高さを調節できる。
【新習慣4】だてメガネで目を守る
「目は常に外界にさらされた器官。メガネをするだけで、空気中の汚れなどさまざまな刺激から目を守ることができ、目の健康を維持するのにうってつけです」。
UVカット加工やブルーライトカット加工、花粉対策など自分に合ったメガネを選んで。
【新習慣5】目の遠近トレーニングをする
「日常生活では、スマホなど近くを見ていることが多いため、目の筋肉がずっと緊張している状態となり不調の原因に。目の遠近トレーニングを行って目の筋肉を鍛えましょう」。
血流がよくなり、目の疲れや老眼防止に効果的です。
・やり方
片手を前に突き出し親指を立て、その爪にピントを合わせて10秒キープ。次に3m以上離れたところにある置物などにピントを合わせて10秒キープ。これを数回繰り返す。
教えてくれた人
骨格矯正士 清水ろっかんさん
体幹整体サロン「ろっかん塾」主宰。40年以上にわたり骨格矯正による美容メニューを次々に開発。高い技術を持つゴッドハンドとして知られ、有名女優やモデルなど各界の著名人から高い信頼を寄せられている。ベストセラー『バンド1本で小顔になれる!』(フォレスト出版)など著書も多数。
撮影/浅野剛(清水さん)、玉井幹郎 イラスト/きくちりえ(softdesign LLP)
※女性セブン2021年5月6・13日号