兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第84回 深夜の悪夢】
若年性認知症の兄の症状は、このところ進行してきた模様。そして、ついに…というか、まさか!の出来事が。兄と同居するライターのツガエマナミコさんが衝撃の一部始終を明かします。
「明るく、時にシュールに」、でも前向きに認知症を考えます。

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「ウンチはトイレでしておくれよ~」
恐れていたことが起こりました!
「コップにオシッコ」だの「ベランダに小便小僧さま」ごときで、やいのやいの言っている場合ではございません。
いや~、くると思っていましたが、ついにその日がやって来ました。
「ウンチのお話」でございます。
それは、つい先日の深夜でございました。わたくしが自室でのYouTube鑑賞を終え、そろそろ歯を磨いて寝ようと、洗面所の扉を開けたとき、異質な匂いと床に異変を発見いたしました。
こぼれたカレーを雑に拭きとったような黄色い痕跡が広がっておりまして