兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第70回 兄、半年ぶりに散髪屋に行く】
会社勤めを辞めて以来、ほぼ家で過ごす若年性認知症の兄と暮らすツガエさんだが、少しずつ、病状が進む兄のサポートはなかなか大変…。心が千々に乱れるこの頃だ。
それでも、「明るく、時にシュールに」、でも前向きに認知症を考えます。

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バスタイムは大仕事
朝「窓を開けて~」と言うと、カーテンを開けたり閉めたりする兄と2人暮らしのツガエでございます。
夏の間、あまりお風呂に入らなかった兄は、いつでもぷ~んと形容しがたい匂いを放っておりました。世にいう「加齢臭」との混合臭なのか、特に兄の背後にいると距離があってもわたくしの鼻を襲います。たまりかねて「今日はお風呂に入ってね」とやさしく言って、入っていただいても、石鹸で洗わない主義でいらっしゃるのか、湯上がりでも匂いはそのままでございました。
「洗ってあげるよ」とは口が裂けても言えないわたくしは「ま