認知症予防にも!すぐできる「両脳覚醒」トレーニング
●目をつぶって片足バランス
脳の左右のバランスを整えている小脳に、あえて負荷をかけて刺激する運動。両手を広げて片足で立ち、目を閉じてそのまま10秒キープ。反対の足も同様に行って。
●ゆっくり自転車をこぐ
普段、乗り慣れている自転車も、スピードを落とすだけでバランスが取りにくくなり、動きに集中するようになる。バランスを調整する動作が小脳を刺激する。
●左右の歯で噛む
口も脳と繋がっている。食物を噛む時、片側で噛むくせのある人も多いが、左右の歯でバランスよく噛むよう、意識することが大切だ。
●誰かにマッサージや肩もみをしてあげる
相手の表情を見て、体の硬さを感じながら行うマッサージは、非言語情報を処理する右脳を刺激。周囲の空気を読み、相手の気持ちを汲み取るトレーニングとしても◎。
●お経を唱える
お経を唱える時、脳内では漢字を“画像”として右脳が捉えてから、左脳が言葉に変換している。右脳と左脳の交流が活発に行われるため右脳も刺激できる。お経以外にも文章を声に出して読んだり、漫画にも同様の効果がある。
Lesson4:よく観察することで右脳を強化!
●流行の人のモノマネをする
演じる相手になりきって、せりふや表情、動作をマネすると、感情をつかさどる右脳が刺激される。感情を表現する力や、相手の気持ちを読み取る力も養われる。家族や友達など身近な人のモノマネでもOK!
●話す相手をよく見る
周囲をしっかりと観察して分析し、そこから他人の感情を読み取る訓練をすると、右脳は鍛えられる。話す相手のファッションや持ち物、メイクなどをよく見て、いつもと違う点を見つけたり、好きな物は何かを考えてみるのも◎。普段から、今、その人がどんな状況にあって、何を感じているのか、観察する訓練を。
●ペットや植物を観察する
言葉の話せない動物や植物をじっくり観察する。表情や動作、成長などから様子を汲み取ることで、想像して考える力が鍛えられる。
●大げさに感情表現をする
右脳の発達が未熟だと相手の感情を充分に読み取ることができない。普段から自分の気持ちも感情豊かに表現してみよう。
●好きな映画のシーンを繰り返し見る
自分の好きな映画のシーンを繰り返し見ることで、観察力が上がり、人の感情の機微がわかるように。慣れてきたら頭の中で再現して、好きなシーンを増やしてみて。
※女性セブン2018年2月8日号
【関連記事】
●【週刊脳トレ】「思い出し漢字」で記憶力を鍛えて認知症予防!