添乗員歴18年・高山せつ子さん(73才)。長崎出身。55才まで勤めた会社を定年退職後、旅程管理主任者の資格を取得。「四季倶楽部旅・ナイスミドルツアー」添乗を契機にスキーを始める
19:00出発! 集合は東京・御茶ノ水。15分前に集合。中高年の心配の種であるトイレは、集合場所の神田スキー店街の「FUSOスポーツ館」で借りられる
19:15 新宿駅西口都庁大型バス駐車場で参加者をピックアップ。ここでも「トイレ、大丈夫~」とせっちゃんは声をかけていた
00:00長野・野沢温泉到着 日付が変わる前後に宿に到着。車中泊でなく宿に泊まれるため、寝不足で滑ることがないのもこのツアーの魅力だ
翌朝8:30 朝食時に「まず足慣らしのゲレンデへ。一緒にお昼しましょ~」と伝え、いざ出発!
参加者はストックにオレンジ色の旗をつけて目印に。「これで、すぐ仲間だってわかるでしょ」
身長143cm。せっちゃんの相棒は、身長とほぼ同じ長さのカービングスキー。ターンしやすいので、復帰組や初心者にも人気だ
「ひとりだと写真が撮れないでしょ、だから、必ず撮ってあげるんです」とせっちゃん
「スーパーボーゲンですが、これまでコケたのは2回だけ!」と言う彼女は、北海道やスイスなどでも滑ったことがあるツワモノだ
山頂の裏手の誰もいない場所でせっちゃんの掛け声で寝転ぶ参加者たち。「キモチイイ~♪」
長年のブランクがあっても、ゲレンデに出ると「あら、意外と滑れるかも~」と昔取った杵柄で、スイスイ滑り出す人も
スキー帰り、外湯前で記念写真(上)。せっちゃんは温泉街の情報にも強い
旅程管理主任者の資格を持つ添乗員として、時間を伝えたり、部屋割りを決めたりするのも大事な仕事。参加者と行動を共にするかたわら、翌日からのツアー準備のための事務作業も合間でこなす
夕食後は、せっちゃんを囲み歓談。時には約30分の懇親会が開かれる場合も
15:00野沢温泉出発 今回のお試し版「スキー復帰組 野沢温泉ツアー」では、大半は一人参加だったが、帰る頃には打ち解けていい笑顔に
16:50 帰りのバスでは今回の感想を全員が話す。なかには、本誌カメラマンが落としたスマホを拾ってくれたエピソードも飛び出し、爆笑を誘った
バスの中でせっちゃんが披露してくれたのが、デューク・エイセスが歌った『おさななじみ』を替え歌にした「ナイスミドルスキー賛歌」というテーマソング。常連客による歌詞が面白く、10番まである
19:30 定刻通り新宿着。最後は19時45分に出発地の御茶ノ水のスキー店前着でツアー終了。帰り際、せっちゃんは一人ひとりと握手!