二日酔い、むくみ対策にみそ汁!効果的な具材合わせって?
伝統食「みそ汁」は、食材の栄養をたっぷり含んだ汁ごと食べられるすぐれモノ。さらに食材の組み合わせを意識すれば、体の不調を改善してくれる「食べるおくすり」に。二日酔いとむくみに効果的な具材の組み合わせを薬膳の達人、国際中医薬膳師の大友育美さんが伝授してくれました。
二日酔いに効くみそ汁
酒を飲むとアルコールを分解するため体内の水分を使うので、代謝が悪くなり、体に熱がこもる。二日酔いの時は、解毒作用のあるウーロン茶と熱を冷ます効果があるわかめの組み合わせがいい。
また、肝臓機能を高めるタウリンが豊富なしじみも◎。もやしは、余計な水分を排出するのでむくみがちな人は試してみて。
具体的にオススメみそ汁を見てみよう。
◆「ウーロン茶×わかめ」のみそ汁
【1】鍋にウーロン茶1カップ、鶏がらスープ1カップ(水1カップに鶏がらスープの素2つまみ)、乾燥わかめ2つまみを入れて加熱する。
【2】ひと煮立ちしたら、火を止めて、みそを溶き入れる。
◆「しじみ×もやし」のみそ汁
【1】鍋に水2カップ、砂抜きしたしじみ150g、もやしひとつかみを入れて火にかけ、煮立ったら弱火にする。
【2】しじみの口が開いたら火を止めて、みそを溶き入れる。
むくみに効くみそ汁
続いて、大人になって特に気になるようになってきた「むくみ」。むくみは、体内に余分な水分がたまった状態。改善するには代謝をよくし、水分を排出するとよい。そのためには、体を温め「気」や「血」の巡りをよくしよう。みそ汁の具材には、体を温める大葉と消化を促すコーン、余分な水分を排出する小豆と体を修復するビタミンB1を含む豚肉の組み合わせがおすすめ。
◆「コーンクリーム×大葉」のみそ汁
鍋にコーンクリーム缶1缶分(約190g)、鶏がらスープ1カップ(水1カップに鶏がらスープの素2つまみ)を入れて熱し、煮立ったら火を止め、みそを入れる。最後にみじん切りの大葉2枚分をちらす。
◆「小豆×ベーコン(豚肉)」のみそ汁
【1】鍋に細切りにしたベーコン2枚分を入れてさっと炒める。
【2】【1】に小豆の水煮100g、水2カップを入れて加熱し、ひと煮立ちしたら、火を止めてみそを溶き入れる。
※女性セブン2018年1月1日号
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