世界から注目!94才インスタアイドル『グッチ』とコラボも
福山雅治(48才)に勧められて始めたという黒柳徹子(83才)はフォロワー数70万人を誇り、夏木マリ(65才)も16万人のフォロワーを持つなど、シニア世代がインスタグラム(以下インスタ)に夢中になっている。
注目されているのは著名人だけではない。宮城県在住の60代夫婦bon-pon夫妻は、ペアルック姿の夫婦写真を投稿し、一般人ながらも52万人のフォロワーを集めている。
兵庫県伊丹市に住む94才の渡久地恵美子さんもその1人だ。「おばあちゃんモデル」として、世界中から熱い視線を注がれている──。
「左手を前に出して、その手をパーに広げて。そのまま首を伸ばして、目だけカメラを見て」
「今度これ持って、片手は腰に置いて、あっちを見て。笑わないで。ぐっと背を伸ばしてみて」
https://www.instagram.com/p/BXQOQgGFKBI/?taken-by=1000wave
孫娘の森千波さん(36才)がスマホを片手に次々と指示を出すと、それに応じて恵美子さんも難なくポーズを決めていく。
孫の作品を紹介するモデルになったのがきっかけ
恵美子さんは、大正11年沖縄県国頭郡伊江村生まれ。80才まで病気知らずで、今も歯はすべて自前。耳が少し遠いことと腰が痛いこと以外は、元気そのものである。白内障治療で入院中、病院の2階から1階まで階段を転げ落ちたが、無傷だったという伝説を持つ。子供は娘が5人、孫11人、ひ孫7人という“ゴッドマザー“だ。
孫の森さんは、手織りのひとつ「さをり織り」アーティストで、自身の作品を紹介するモデルとして、恵美子さんを起用した。
「もともと、さをり織りを始めるずっと前から、華やかな服を贈ったり、ネイルを施したりと、おばあちゃんにはファッションを楽しんでもらっていたので、モデルをお願いしたのはその延長でした。モデルをすることで少しでも若返ってもらいたいし、笑ってもらえたらいいなと思って。90を超えると、年齢のせいで、いろいろなことを“危ないから”って、させてもらえなくなるんですよね。でも、おばあちゃんは、人の役に立ちたい人だし、その方がいきいきするんです。むしろ、私を喜ばせるために、やってくれている気がします(笑い)」