新型エアコンで注目の「見守り機能」離れて暮らす高齢の親世帯におすすめの使い方や選び方を家電のプロが解説
【1】室温が28℃以上になったら自動で冷房をスタート
霧ヶ峰Zシリーズ/三菱電機
暑さを感じにくくなってきた人におすすめの、見守り機能つきエアコン。
「部屋が28℃以上など、事前に指定した高温状態になったら自動で冷房運転する『高温みまもり』機能を搭載しています。それだけでなく、スマホに専用アプリをダウンロードすると、『高温おしらせ』などのプッシュ通知も設定でき、離れて住む家族が部屋の状況を把握することも可能です。いずれも、あらかじめ設定しておくことで使えます。
また、エアコンの風が苦手な人にも配慮されています。『A.I.自動』モードに設定すると、センサーが人の『快』『不快』を推定し、風をあてたりよけたり調整してくれるので、何もしなくても、自然と快適な環境で過ごせるようになっています」
【データ】
商品名:霧ヶ峰Zシリーズ(2025年モデル)
メーカー:三菱電機
価格:30万8390円 ※実勢価格、編集部調べ
https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/kirigamine/product/2025_z/index.html
【2】エアコンの風を感じにくく冷やしすぎない
大清快U-DRシリーズ/東芝ライフスタイル
「エアコンの冷房は冷えるから苦手」という人におすすめなのが、こちら。
「“エアコン冷え”の対策として、さまざまな工夫がされています。
まずは、エアコンの風を感じにくい『無風感空調』。風にあたりたくない場合、『無風感』に設定すると風が拡散される『無風感ルーバー』がセットされ、部屋の温度は下げながらも、風は感じにくくなります。
ほかにも、急激に室温を下げない『弱冷房』や、日あたりに合わせて冷房のパワーを調整する『日あたり節電』など、冷やしすぎず節電にもなる機能も搭載しています。
また、専用アプリをダウンロードすると、外出先から部屋の温度と湿度、それに運転状況も確認できるIoT機能も。エアコンの運転状況を遠隔で確認することで離れて暮らす高齢の親の見守りにもなりますし、外出先から消し忘れたエアコンをオフにしたり、帰宅前に冷房をつけておいたりすることもできます」
【データ】
商品名:大清快U-DRシリーズ(2025年)
メーカー:東芝ライフスタイル
価格:31万5330円(主に14畳用) ※実勢価格、編集部調べ
https://www.toshiba-lifestyle.com/jp/air_conditioners/u-dr/
エアコンの買い替えや搬入には思いのほか時間がかかる。梅雨が明け、本格的な夏が始まる前に、対策を始めたい。