「お米が高い!」と嘆くシニア世代の朝食にオートミールがおすすめの理由|「レンチン2分でできるお粥」レシピや選び方を管理栄養士が指南
オートミールは電子レンジを利用してお粥風にアレンジするのも手軽な方法です。
電子レンジで簡単朝粥
<材料・作り方>
オートミール大さじ5(30g)に対して水またはだし汁を200ml加えてよく混ぜたら電子レンジ(600W)で2分加熱すれば完成です。
お米からおかゆを作るには、炊飯器だと1時間くらいはかかりますが、オートミールなら電子レンジで2分。忙しい朝にも手軽に作ることができます。
オートミール自体にクセがないので、「和風だし汁」を加えれば和風粥、「コンソメ」を加えれば洋風リゾットにアレンジも広がります。
オートミール大さじ5に対して水分量の目安は200mlで、全粥程度のやわらかめの食感に仕上がります。水分量によってかため、やわらかめなど、嚙む力や飲み込む力に合わせた食感に調節してください。水分を加えてからよく混ぜてから加熱するとかたさにムラなく仕上がります。
ホットバナナ粥
オートミールに含まれる豊富な食物繊維で便秘解消にも。甘めに仕上げて朝の目覚めもお腹もすっきり。
<材料>
・オートミール 大さじ5(30g)
・水100ml
・牛乳100ml
・バナナ1本
・はちみつ適量
・きなこ適量
<作り方>
【1】深めのお皿に材料(バナナは半分)を入れてつぶしながらよく混ぜる。残りのバナナは輪切りにする。
【2】電子レンジで600w2分加熱する。
【3】よく混ぜ合わせて、皿に盛ってバナナをのせる
【4】はちみつ、きな粉をかける。
コーンフレークなら砂糖不使用のものを
シリアルといえば、オートミールよりもコーンフレークのほうが馴染みがあるかもしれません。コーンフレークは砂糖が添加されているものが大半です。お米のかわりに主食として食べる場合には、できるだけ砂糖を使っていないプレーンタイプを選びましょう。
プレーンタイプでも果物を加えることで自然の甘みを活かして食べられます。牛乳を豆乳にかえると植物性のたんぱく質が摂れるのでおすすめです。オートミールもコーンフレークも、飲み込みに問題がないかたであれば、きな粉やすりごまを振りかけるとさらに栄養価がUPします。
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朝食は1日の始まりに私たちの脳や身体を目覚めさせてくれる重要な働きをしています。高齢者のかたにはとくに朝ごはんは欠かさずに、1日3食の食事リズムを維持してほしいと思います。
まだまだお米高騰は続きそうですが、オートミールなどのシリアルを活用して、朝から元気に過ごしてほしいものです。