志穂美悦子さん、今年70歳に「ずっと頑張ってきた自分を褒めて生きましょう!」昨年からはシャンソン歌手としても活躍中
志穂美悦子さんは、結婚を機に俳優業を引退して夫の長渕剛さんを支えてきた。結婚生活を振り返り、今思うこととは? 2025年には70歳を迎える志穂美さん、20代と変わらぬ体形を維持している体作りの秘訣も教えてくれた。
志穂美悦子さんプロフィール
しほみ・えつこ。1955年岡山県生まれ。1973年アクション俳優としてデビューし、主演作『二代目はクリスチャン』などで活躍。2024年6月、シャンソン歌手・鬼無里(きなさ)まりとしてデビュー。
志穂美悦子さんが明かす「結婚観」
「ずっと頑張って生きてきたんだから、これからは自分をどんどん褒めて生きていきましょうよ!自分の人生を実らせるときが来たと思っています」
明るく軽快に語る志穂美悦子さんだが、振り返ると、「人生山あり、谷あり。いや、谷あり、谷ありね」と朗らかに笑う。
18歳からアクション俳優として活躍し、長渕剛さんと結婚後は専業主婦に。50代でフラワーアーティスト(花創作家)として活動し、新たに始めたシャンソン歌手は、「現在、人生第4章、とってもワクワクしています」と瞳を輝かせる。
「圧倒的な才能に惹かれ、結婚後は専業主婦として夫を支えることを選びました。彼の『家の中に星(スター)は2つ要らない』という考えもありましたから。
結婚生活も3人の子供たちの育児もとても充実していました。だけど、結婚って好きな人と結ばれて幸せになるもの、という考え方はちょっと違うかもしれない。結婚生活は修行。修験者として幸せも苦難も味わい、そんな経験が人生を豊かなものにしてくれるのかもしれませんね」
80歳でも歌って踊れる体でいたい!
2025年、70歳を迎える志穂美さん。
「80歳でも歌って踊れる自分でいたい。今月(編集部註:取材時の10月)は誕生日月だから “肉体強化月間”として筋トレに励んでいます。
シャンソンのステージでは細身のドレスを着るから、体を引き締めておこうと思っています。だけどいまの私にとっては、筋肉が最高の衣装ね。
いくら顔がキレイでも、筋力が衰えて姿勢や歩き方がしゃんとしていなければ、美しいとはいえないと思うんです」
筋トレで通っているのは、2時間500円で利用できる公営のトレーニングルーム。
「若い人とも交流できて楽しいんですよ。
筋トレでもウオーキングでも、運動は“日課にしなきゃ”と思うと続きませんよ。運動は“課す”ものではなく、”体へのご褒美”と考えるのがいいですよ」
20代から変わらない体形維持の秘訣
筋肉痛になったら『使ってくれてありがとう!』って筋肉が喜んでいる証だと思って。体が喜ぶことをしていると思えてくると、運動は心地よく、楽しくなりますよ」
20代の頃から変わらぬ体形を維持しているが、「甘いものが大好きで、とくにあんこ、粒あんが好きなんです」と嬉しそうに語る。
「食事は“お腹が空いたら”食べるようにしています。ご飯は玄米が中心、移動の合間に玄米や海藻入りのおにぎりを食べています。
一時は、ビーガン食(菜食生活)に挑戦もしてみましたが、外食も制限されるから楽しくなくて続かない。食べるものを“制限”するのではなく、食品添加物など体によくないものを“排除”しています」
撮影/小倉雄一郎 取材・文/熊谷あづさ
※女性セブンムック『人生100年時代、もっとワクワク暮らすために「やめる」「始める」100のヒント』より