手のしわで体の不調がわかる!「手のひら診断」4選 心肺機能の低下、耳鼻、腸の不調で手に現れるサイン
寒い冬は、体の不調をより感じやすい季節。そんな体の不調を道具不要、場所も時間も選ばず楽に改善できるとして『手もみ』が注目されているが、中には体の不調を抱えながらも自覚していない人も。そこで、“手のしわ”を見て不調に気づく方法を手もみのゴッドハンドに教えてもらいました。
教えてくれた人
■手もみセラピスト・看護師 音琶麗菜(おとわりな)さん/看護師の経験を生かし、手のひらを押して体の不調を改善するセラピストとして活躍。YouTubeチャンネル『手もみセラピスト音琶麗菜』の登録者数は約33万人。
手のひらには約30か所以上の反射区があり、手の甲にはリンパ節に対応する反射区が集中しています。基本的には左右の手に対称の反射区がありますが、左右それぞれにしかないものもあります。
【1】大脳
【2】間脳
【3】肺
【4】胃
【5】副腎
【6】心臓(左手のみ)
【7】脾臓(左手のみ)
【8】背骨上部
【9】すい臓
【10】腎臓
【11】下行結腸(左手のみ)
【12】肩
【13】輸尿管
【14】直腸(左手のみ)
【15】S字結腸(左手のみ)
【16】小腸
【17】膀胱
【18】背骨下部・腰
【19】リンパ節・全体
【20】十二指腸
【21】肝臓(右手のみ)、胆のう(右手のみ)
【22】上行結腸(右手のみ)
【23】耳、鼻
【24】目
【25】リンパ節・首
【26】リンパ節・胸
【27】リンパ節・肺
【28】頸椎
【29】甲状腺
※反射区の後ろに( )がついているものは、それぞれの手のみしかありません。
手にはさまざまな不調の改善につながる反射区があると話すのは、手もみセラピストの音琶麗菜さん。
「手は体の各器官につながる末梢神経が集まる場所です。東洋医学によるツボは『点』であるのに対し、反射区は『面』。反射区周辺を痛気持ちいい強さで刺激することで全身の血流がよくなり、不調改善の効果が期待できます」
また、手の指先が冷たくなる末端冷え症は、血液の流れが悪くなるために起こる。
不調がわかる手のひら診断
中指の下の細かいしわは何のサイン?
中指の下に細かいしわがある場合、心臓や肺の機能が低下している可能性があります。肺炎の症状や風邪をひきやすい人、また、日常的に肩こりがあれば、人差し指と中指の間にある「【3】肺の反射区」を押しましょう。
親指と人差し指の間のしわは何のサイン?
薬指の先の細かいしわは何のサイン?
親指の下の膨らみ(母指球)にあるしわは何のサイン?
撮影/黒石あみ(本誌) イラスト/きくちりえ(Softdesign) 取材・文/山下和恵
※女性セブン2024年1月18・25日号
https://josei7.com/
●手の反射区を7秒押して「免疫力UP、イライラ、冷え改善へ」看護師で手もみセラピストの音琶麗菜さんが指南!