社会貢献に熱心なシニアセレブ マドンナ、スーザン・サランドン…の活動【まとめ】
日本に比べて、海外ではさまざまな分野における社会貢献活動が盛ん。慈善活動やボランティアなどの社会活動に力を注いだり、政治に対し声を挙げたり、世の中に物申すセレブは特に多い。その情熱は、シニアになっても衰えず。そんなパワフルな生き方を真似はできなくても、見ているだけで、なんだか元気をもらえる──。
そんな海外の先輩シニアたちをご紹介。貧しい人には手を差し伸べ、差別に立ち向かい、より良い社会にするために情熱を注いできた女優たちの現在を写真でお届けします。
マドンナ(60歳)
米音楽界の大物歌姫、マドンナも慈善活動に熱心なセレブのひとり。アフリカの子供たちを救うための慈善活動を行っている。アフリカの最貧国のひとつ、アフリカ南東部のマラウイ共和国に学校を設立するための支援を行っているほか、2017年には同国に小児病院を設立した。写真は同年7月、小児病院設立の式典にて、同国から迎えた養女を抱きしめるマドンナ。
ジェーン・フォンダ(81歳)
女優業とともに社会活動にも長年、情熱を注ぎ続けているジェーン・フォンダ。1970年代にはベトナム戦争への反戦運動を行い、“ハノイ・ジェーン”と揶揄され批判を浴びたことも。写真は2015年6月13日、カナダ・バンクーバーのジェリコ・ビーチで行われた国際環境NGOグリーンピースのイベントに参加したジェーン。
セクハラ・性差別に対する反対運動も行っている。トランプ米大統領就任翌日の2017年1月21日、女性権利デモに多くのセレブ達も参加したが、ジェーンもそのひとり。女優のフランシス・フィッシャー、女優で司会者のリッキー・レイクらと行進した。
スーザン・サランドン(72歳)
熱心な人道支援活動や反戦運動で知られるオスカー女優のスーザン・サランドン。1999年には、ユニセフ親善大使に就任している。写真は2015年4月25日に大地震が襲ったネパールのカトマンズ郊外の村を5月に訪問した際のもの。この地震により、何千人もの人々が亡くなった。スーザンは家を失った何十万人もの人々のための宿泊施設を建設するプロジェクトを立ち上げた。同年12月には、ギリシャへ渡るシリア難民への支援活動の一環としてギリシャ・レスボス島も訪れている。
米ニューヨークで修復プロジェクトに参加したスーザン・サランドン。2018年5月、ニューヨークのジャマイカ地区にあるニューヨーク市住宅公社にてリンゴ、ナシ、イチジクなど20本の果樹を植えた。
ジェーン・バーキン(72歳)
東日本大震災から1か月も経たない2011年4月6日、いち早く日本に駆けつけて地震や津波の被災者支援のために東京でチャリティーコンサートを行ったジェーン・バーキン。渋谷の街で募金活動も行ったほか、都内の震災被災者の避難所を慰問し、子供たちと交流を行った。その後もデッサンしたTシャツを販売するなどの復興支援プロジェクトに参加している。
ヘレン・ミレン(73歳)
トランプ米大統領就任翌日の2017年1月21日、女性権利デモにはヘレン・ミレンも女優で政治家のシンシア・ニクソンとともに参加した。ヘレンはかつて、イタリアのビーチで60代とは思えないグラマラスなビキニ姿をパパラッチに撮られ、世界中で話題になったことがあるが、その時の“赤いビキニ”はチャリティ・オークションに出品。その落札金を高齢者に食糧や毛布、暖房器具などを提供するチャリティ団体に寄付したこともある。
ジェイミー・リー・カーティス(60歳)
ベテラン女優のジェイミー・リー・カーティスもトランプ米大統領就任翌日の2017年1月21日、米ロサンゼルスで女性権利デモに参加した。
→シャロン・ストーン、ジェーン・フォンダ…年齢不詳すぎる女優たちの現在
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他にも、動物愛護家として有名なブリジッド・バルドーをはじめ、多くの海外セレブがさまざまな社会活動に力を注いでいる。もちろん男性だって負けていない。紛争解決などの人道的活動や寄付に取り組むジョージ・クルーニー、動物の権利・保護運動の活動家として知られるポール・マッカートニー、エイズ撲滅団体を設立、多額の寄付も行なう英国出身の人気歌手エルトン・ジョン…などなど数え切れない。
ちょっとだけ彼女・彼らの真似をして、自分の関心のある分野でボランティア活動を始めてみると、趣味とはまた違った生きがいができるかもしれない。