”むくみ”をとる究極の習慣ランキングを12人の専門家が判定「入浴は水圧が重要」
足や顔がパンパンになるなど、とくに女性を悩ませる「むくみ」。冷房が効いた室内で体が冷え、冷たいものを飲食する機会が増える夏は、代謝も低下してむくみやすくなる。そこで、むくみを取る生活習慣について、12人の専門医にリサーチした結果をランキング形式でご紹介。今日から実践して「むくまない」体へ!
まずは専門家にあげてもらった、むくみを解消する習慣ランキングから見ていこう。
むくみをとる究極の習慣ランキング11位~1位
以下の12人の「専門医」と「食のプロ」におすすめの食品と習慣をあげてもらい、1位を10点、2位を9点、3位を8点、4位を7点、5位を6点として集計。15点以上を掲載しました。
専門家のみなさん
石原新菜さん(イシハラクリニック副院長)、金丸絵里加さん(管理栄養士)、佐野こころさん(医学博士)、田中優子さん(田中病院院長)、伊達友美さん(管理栄養士/戸板女子短期大学食物栄養科ビューティ&ウェルネス講師)、谷本哲也さん(ナビタスクリニック川崎・内科医)、浜本千恵さん(管理栄養士)、平柳要さん(医学博士)、福田千晶さん(医学博士)、前田あきこさん(管理栄養士)、望月理恵子さん(管理栄養士/健康検定協会理事長)、渡辺信幸さん(中部徳洲会病院健康管理センター長)
《順位(点数)/食品/コメント》
11位(16点):休息
「充分な睡眠と休息が代謝を正常化し、むくみのリスクを軽減」(渡辺さん)
11位(16点):アルコールを控える
「アルコールを摂りすぎると分解のために水分をため込んでしまう」(浜本さん)
11位(16点):着圧ソックス・弾性ストッキング
「慢性静脈不全や脚のむくみがある高齢者には着圧ソックスがおすすめ」(平柳さん)、「加圧することで血流がよくなるため立ちっぱなし、座りっぱなしのときに弾性ストッキングを取り入れて」(福田さん)
10位(17点):たんぱく質を摂る
「たんぱく質が不足すると、血液のアルブミンという成分が足りなくなってむくみやすくなる」(田中さん)、「たんぱく質は体内の水分バランスを調整し、余分な水分の蓄積を抑制。さらに、血流を改善し細胞間の余分な液体の滞留を防ぐ効果も」(渡辺さん)
9位(18点):水分を摂る
「適度な水分摂取は腎臓の機能をサポートし余分な塩分や水分を体外に排出する」(谷本さん)、「水分不足は代謝を低くし老廃物を停滞させ、血液やリンパの流れを悪くする」(望月さん)
8位(22点):体を冷やさない
「冷えは代謝を低下させてむくみの原因になる。血流を促すような食事や、入浴などで体の深部を温めて」(金丸さん)、「クーラーの温度は下げすぎないように」(佐野さん)
7位(25点):ストレッチ
「筋肉や筋が伸びて血流がよくなるとむくみの改善に。仰向けになって手と脚を上にあげてぶらぶらさせる体操も効果がある」(石原さん)、「顔がむくんでいるときは、右肩と首をよくほぐすとリンパの流れがよくなる」(前田さん)
6位(27点):マッサージ
「入浴中にひざの裏や脇など関節の柔らかいところを円を描くようにマッサージするとリンパ節の滞りがスッキリする」(前田さん)、「足や手など体の末端から心臓に向けてやさしくなでるようにさすって」(望月さん)
5位(28点):むくみやすい部分・脚を高くする
「脚を枕の高さくらいに高くして寝たりすることで、血流がよくなる」(谷本さん)、「寝るときに脚部を高くするとむくみが改善する」(平柳さん)、「脚のマッサージや脚を上げることで血液循環が促進され、むくみが軽減される」(渡辺さん)
4位(31点):同じ姿勢でいない
「座りっぱなしでも立ちっぱなしでも同じ姿勢を長時間続けると、筋肉が凝って血行が悪くなりむくみの原因に。長時間のスマホ操作やパソコン作業も避けて」(望月さん)
3位から1位を早速、見ていこう!