「足指のばし」が簡単にできる!【ゆびのば体操】のやり方、Q&A
見た目も筋力もマイナス20才!ひどい 腰痛持ちなのに ウソみたい!!すごーい! ラクラク床に 手がついた!!
こんなうれしい報告が続々届いていると話題の「足指のばし」。普段あまり気にしたことのない足の指が、実は体全体のバランスを保つための最重要パーツであるという。足指が伸びれば真っすぐに立つことができ、「握力」「ジャンプ力」「柔軟性」「背筋力」など、体が本来持っているさまざまな力を取り戻すことができるのだと言う。
『ゆびのば体操』をすることで、足指が伸び、足と床の接地面積が広がるため、バランスよく体を支えられ、無理のない姿勢で立つことができる。
提唱者のみらいクリニック院長・今井一彰さんは、「これまで1万人ほどの患者さんを診てきましたが、ほとんどのかたがその場で変化を実感できました」と断言する。
「私自身も最初は"こんな動きだけで変わるの?"と驚きの連続でした」(今井さん)。超簡単&短時間で体が若返る『ゆびのば体操』。毎日続ければ、3か月で効果が表れてくるという。
ゆびのば体操 Step1 足の裏側を伸ばす
座って片足をひざの上にのせ(床に長座でもOK)、足の指の間に手の指を入れ(左足なら右手で)、足指をふんわり握る。 足の裏側をやさしく伸ばし、5秒キープ。
強い力で90度以上曲げないこと(筋肉が緊張してこわばり、逆効果に)。30度ほど曲げればOK。
手首は動かさず、わきを開いたり閉じたりする感覚で。
ゆびのば体操 Step2 足の甲側を伸ばす
Step1同様、足の甲側をやさしく伸ばし5秒キープ。Step1 、Step2を交互に行い、逆の足も同様に行う。1回伸ばすごとに約5秒、片足10回ずつ行い、目安は両足合わせて3~5分。
ポイント
足指の根元にはすき間をつくる 。
卵を握るように やさしく ギュッと握らない。
NG
●ギュッと握らない。
●手の指を足の指の根本まで差し込まない。
“ゆびのば体操”は保育園から生まれた!?
近年、子供たちを取り巻く環境が大きく変化し、運動能力の低下が指摘されている。8年前、今井さんのもとに保育園の先生から、「子供たちの運動能力が落ちているけれど、どうしたらいいのか」という相談があった。
「最初は徹底的に靴の研究をしたのですが原因は見つからず、次に足指に注目して、子供たちに『ゆびのば体操』をやらせました。半年後、ほぼすべてのお子さんたちが、ジャンプの着地時にひざを曲げることができる、音を立てずにできる、リズムに合わせて行進ができるという結果が出たんです。縄跳びの回数が劇的に増えたという報告もありました。転倒によるけがでの医療機関への受診率が22%減少したという具体的なデータもあります。これは大人にも応用できると思い、私のクリニックで’12年から実施したところ効果が表れ、今や全国の医療・介護現場で取り入れられています」
福岡市内を中心に、全国約200の保育園や幼稚園で『ゆびのば体操』が取り入れられている。