兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第150回 まさかのキッチンオシ?】
若年性認知症の兄と暮らすライターのツガエマナミコさんが日々の暮らしを綴る連載エッセイ。症状が進んできた兄は、ベランダで排尿してしまう通称「ベラオシ」を皮切りに、排泄のトラブルが止まりません。先日は、行方不明になってしまう事件も発生し、心が休まる日のないマナミコさんですが、またまた悲しい出来事が起こってしまった模様。
「明るく、時にシュールに」、認知症を考えるエッセイでしたが、もうそれどころではない状況か…。

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連載150回をお祝いしたいところなんですが…
いよいよ 150回目となりました。たくさんの励ましのお言葉、応援のお声がなければ、とっくに終わっていたことと思いますが、おかげさまで丸3年を迎えようとしております。自分がしている介護が正解かどうかわからない中、「大丈夫だよ」と言っていただいているような気がしております。そのお声がある限り、そして小学館さまが「書いてもいいよ」と懐深くいてくださる限り、ツガエは書き続ける覚悟でおります。(途中で気が変わったらごめんなさい)
今回は、前回予告した通り、わたくしが目撃した衝撃的な場面をお話しいたします。
それはマンションの大規模修繕工事の足場も取れ始め、兄の一人放浪の一件からも落ち着いてきたころでした。キッチンの流しのふちにお尿さまの痕跡を見たのです!
夕食の支度をしようと台所に立つと白い流し台のふちに黄色い液