60代からのバランスごはん<昼食編>松田美智子さん流「まごたちわやさしい」献立
【作りやすい量】
【1】豚バラ肉のかたまり500gは、大きめのひと口大に切る。塩こしょうし、茶こしを使って薄力粉適量を全体に薄くふる。
【2】厚手の鍋を熱してごま油大さじ1を引き、強めの中火で豚肉の表面を焼き付ける。湯適量を加えて煮立たせ、ゆでこぼす。
【3】肉を取り出し、鍋をさっと洗って新たにごま油大さじ1を熱し、肉を戻す。薄切りにしたにんにく大さじ1.5㎜厚さに切った玉ねぎ1/2個を加えて炒め、水2カップと酒1/4カップを加え煮立てる。あくと脂をすくう。
【4】肉に火が通ったら三温糖・粒黒こしょう各小さじ1、米酢1/4カップを加え、4等分に切ったエリンギ2本を入れる。
【5】蓋をして20~30分煮込み、味をみてしょうゆ大さじ1で調味する。火を止め、粗熱が取れるまでそのまま置くと、味のなじみがよくなる。
大きなえびシューマイ
【4~6個分】
【1】冷凍えび200gは食べよく切って、酒・ごま油各大さじ1、片栗粉小さじ1と合わせて軽くもみ込む。
【2】ボウルに豚ひき肉250g、みじん切りにしたしょうが・にんにく各小さじ1、塩小さじ1/2、白こしょう少量を入れてよく混ぜる。
【3】7㎜角に切ったれんこん1節分、5㎜角に切った玉ねぎ1/2個分をざるに入れ、水をかけて10分置き、粗みじん切りにした干ししいたけ1個分と①を②に加えて軽く混ぜ合わせ、4~6等分に分けてボール状に成形する。
【4】3㎝長さのせん切りにしたシューマイの皮1パック分でまぶすように③を包む。
【5】蒸し器にキャベツの葉数枚を敷いて中温に熱し、【4】を蒸し器にのせて約20分蒸す。好みでしょうゆと和からし、かんずり等をつけていただく。
ハッシュドビーフ
【2人分】
【1】牛こま切れ肉300gは大きめのひと口大に切り、塩こしょうする。薄力粉適量を茶こしでこしながら全体にふる。玉ねぎ1/2個は薄切りにし、しめじ1パックは石突きを除いてほぐす。トマト大1個はへたを除いて皮を包丁でむき、ざく切りにする。
【2】厚手の鍋にオリーブオイル大さじ1とみじん切りにしたにんにく小さじ1を合わせて炒め、粒マスタード大さじ1と1/2を入れ、牛肉を加えて絡めるように炒める。玉ねぎとしめじを入れてさらに炒め、白ワイン大さじ3、トマトを加えて鍋底をこそぐように炒める。
【3】【2】にサワークリーム1/2カップを加えて煮る。味をみてしょうゆ大さじ1で調味し、白ごま少量をする。
【4】炊きたてのご飯多めの2膳分にバター・パセリのみじん切り各大さじ1を合わせて皿に盛り、【3】をかける。
教えてくれた人
松田美智子(まつだ みちこ)
料理研究家。素材の味、風味を生かした「理に適った料理」には定評がある。9月28日には、本誌連載「旬菜食堂」をまとめた単行本『松田美智子料理教室「絶対の定番」丁寧なのに簡単な季節のごはん』が発売予定。どうぞお楽しみに!
撮影/鍋島徳恭
※女性セブン2018年9月6日号
●60代からのバランスごはん<朝食編>松田美智子さん流「まごたちわやさしい」献立