コロナ禍で注目される「整水器」 塩素や不純物を除去して水をおいしく、胃腸症状改善の効果も
日本の整水器製造の草分け的存在である日本トリムから、電解水素水を生成でき、管理医療機器でもある『TRIM ION CURE』が昨年発売され、好評を得ている。胃腸は免疫の要。この電解水素水は胃腸症状の改善をしてくれて、水を生成できる点が特長だ。コロナ禍のいま、注目される「整水器」とは──
「浄水器」と「整水器」の違い、特長は?
浄水器という言葉はよく耳にするが、「整水器」について詳しく知る人は少ないかもしれない。
水道水から塩素や不純物などを除去しておいしい水を作るという点では浄水器も整水器も同じだが、整水器はそこからさらに電気分解して「電解水素水」を生成する点が異なっている。
電解水素水には次の3つの特長がある。
【1】水素を多く含んでいる。
【2】約pH9.5のアルカリ性の水である(※1)。
【3】含まれるミネラル類(※2)が原水と比べ、約5~20%多い。
※1:pHは水素イオンを表す単位。pH7が中性で、それより低いものが酸性、高いものがアルカリ性。水道水や浄水は中性から酸性に近い。市販のペットボトルのアルカリ水はpH8程度。
※2:カルシウムイオン、マグネシウムイオン、ナトリウムイオンなど。
日本トリムは医療用の整水器をおよそ40年にわたって開発・販売してきた。これまで電解水素水は家庭で使われることが多く、医療機器であるがゆえに丁寧な説明ができる対面販売にこだわってきたが、整水器の認知度がいま一つ上がらず、限られた人にしか知られていなかった。その点を克服し、多くの人に知って使ってもらいたい、そんな考えのもとに開発されたのが『TRIM ION CURE』だ。
本商品はWeb販売専用で、同社の最高スペックの卓上整水器より44%程度安い価格に設定されている。廉価にできた最大の要因は、上位モデルに備えられている、水素の濃度をより高くする『固体高分子膜』を思い切って削ったことにある(医療効果は変わらないという)。
「まずは整水器がどんなものなのか使ってみてほしい。そこで、水素濃度は抑え気味に、手にしやすい価格の製品を作ることにしました」(日本トリム広報・平井健太郎さん)
Webで資料請求をすると9万円以下で購入できることから、「これまで買うか悩んでいたけれど、ようやく手に入れやすい価格になって購入にいたった」という声が多く届いたという。
コロナ禍のいま、注目を集める理由
広く受け入れられた背景にはコロナ禍もある。日々の健康に不安を抱き、ウイルスに負けない体づくりを心がけ、免疫力を意識する人が増えたのだ。
『TRIM ION CURE』は家庭用管理医療機器として承認されており、医薬品医療機器等法(旧薬事法)において、胃腸症状改善の効果(※3)が認められている。
※3:胃もたれや胃の不快感を和らげる。胃腸の働きを助け、お通じを良好にする。
「整水器は水をおいしくするだけでなく、医療効果が認められた電解水素水を生成します。日本トリムの水素水は、塩素や不純物を除去しておいしい水を作り、その後、プラチナを用いた電極板で分解をして電解水素水を生成しています」(前出・平井さん)
さらには、飲用だけでなく、調理時に使うと食材からだしがしっかりと出たり、米がふっくら炊きあがったり、料理がおいしく仕上がるという。また、早稲田大学との共同研究により、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの量を低減することもわかっている。ペットボトルでもウオーターサーバーでもなく、おいしく健康にもよい水がいつでも飲める整水器。水選びの有効な選択肢が1つ増えた。
【データ】
1日19リットルで5年間使用した場合、「1リットルあたり6円」と家計に優しい。本体寸法はW234×H239×D112.5mm。『TRIM ION CURE』15万1800円(Webで資料請求の場合、8万9100円で購入可)。電話:0120-390-460
※女性セブン2021年7月1・8日号
https://josei7.com/