「仙骨シャワー」がすごいと話題!脊柱管狭窄症、頻尿、高血圧などを改善
「どんなマッサージをしてもよくならなかった腰痛が、まさかこんなに簡単に改善するなんて…」(41才主婦)
「頻尿や冷え症で夜眠れないで悩んでいたのがウソみたいです」(58才主婦)
「普段気にもしなかった部位が、あらゆる病の源だったとはね」(31才銀行員)
一様に“おしり付近”を触りながら、喜びの声をあげる女性たち。
手間もお金もかからず、わずかな時間で腰痛や高血圧をはじめとするさまざまな病が改善する“魔法の一手”が発見され、今注目を集めている。
仙骨は全身の骨組みを支える”要の骨”
それが、「仙骨を温める」という健康法。昨年10月、書籍『仙骨を温めればすべて解決する』(SBクリエイティブ)が発売されて以来、『壮快』や『サライ』などさまざまな雑誌でこの健康法が取り上げられ、話題沸騰中なのだ。同書の著者で鍼灸師の中野朋儀さんが語る。
「仙骨とは、骨盤の中央にある手のひら大の骨のこと。お尻のでっぱりである尾骨の上にあります。
仙骨と背骨はつながっていて、仙骨がある骨盤は足とつながっています。上半身と下半身をつないでいることから、仙骨は全身の骨組みを支える“要の骨”なのです」
ここを温めるとなぜ病気に効くのか。中野さんが語る。
「仙骨周辺には、無数の血管が通っています。特に『腹大動脈』という大きな血管は、骨盤へ向かう『内腸骨動脈』と、足へ向かう『外腸骨動脈』につながっており、全身の血液循環の重要な役割を担っています。
腰痛は、仙骨に負担がかかり、腰の筋肉の血流が滞ってしまうことに原因の一端がある。仙骨を温めることで血の巡りが改善され、腰の痛みが和らぐだけでなく、仙骨の周囲にある膀胱や子宮、腸の働きも活発になるのです」
また、仙骨から下腹部に向かっては「副交感神経」の束が伸びている。
「副交感神経は精神の安定をつかさどる神経です。血管を緩ませて血流を促し、血圧を安定させる働きもあります。体の外から副交感神経を刺激できるのは仙骨だけ。つまり仙骨は、自律神経と血管のハブ地点で、ここを刺激するだけで、血流と神経の働きを同時に整えることができるのです。結果、腰痛のみならず、高血圧やうつ病の改善効果まで期待できます」(中野さん)