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『ウイーザス九段』便りVol.2《大好評リハビリ》の秘密に迫る!専門職リハチームが挑む「在宅復帰の可能性を広げる」「人生の幸福を追求する」 “リハビリ革命”とは?

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「1日2回、週5も可能」「入居前より元気になる」とリハビリが大評判の介護付有料老人ホーム『ウイーザス九段』。理学療法士などの専門職が常駐し、多彩なプログラムを考案。「ここでリハビリを受けたい」と入居の決め手になるケースも増えている。日々進化し続ける『ウイーザス九段』のリハビリの最新事情をレポートする。

リハビリプログラム初の「ドッグセラピー」で入居者を笑顔に

「わぁ可愛い! モフモフしていて抱きしめると温かい」「子供の頃に犬を飼っていたんですよ、癒されますね」

 普段はもの静かな入居者が愛くるしい犬たちに触れたとたん、目を輝かせ生き生きとした表情に変わった。トイプードルを膝に乗せ満面の笑顔を浮かべている――爽やかな青空が広がる心地よい5月、『ウイーザス九段』ではリハビリの一環として、初めて「ドッグセラピー」を実施した。この特別企画を心待ちにしていた入居者が続々と集まってくる。

5名の専門職が情熱を燃やすリハビリ

『ウイーザス九段』には現在、理学療法士3名、言語聴覚士2名の計5名のリハビリ専門職が常駐している。5名もの専門職が常勤する施設は珍しく、介護施設業界からも注目の存在だ。現在この5名がチーム一丸となり、様々な取り組みを考案、実施している。

 初の試みとなった「ドッグセラピー」は、理学療法士のKさんが発案者だ。

「触ると動く犬のぬいぐるみを抱っこしたご入居者がとても穏やかな表情になったのを見て、実際に動物との触れ合える『ドッグセラピー』は、ご入居者に元気を与えてくれるのではないかと…。リハビリのプログラムとして提案したら、『やってみよう!』と即、他のメンバーからも賛同してもらえました。普段は居室からあまり出られないかたも参加してくださって、嬉しかったですね」(理学療法士・Kさん)

 リハビリチーム(以下、リハチーム)のリーダーを務める理学療法士のNさんは、明るい笑顔でこう語る。

「リハビリでは、筋トレや歩行訓練などの身体機能向上のための訓練だけでなく、“生活の楽しみ”もご提供したいと考えています。

『ドッグセラピー』は、犬に触れるために手を伸ばす、名前を呼んで歩いて近づくなど、自然な動作やコミュニケーションが生まれます。昔飼っていたペットを思い出し懐かしむ“回想”を通して気持ちが前向きになることもあると思います。『ペットと触れ合いたいから部屋から出てみよう』など、楽しいから動きたくなる、そんなリハビリを目指しているんです」

「ドッグセラピー」をはじめリハビリの概念を超えた新たなプログラムを次々と実践している『ウイーザス九段』だが、これまでもリハビリには注力してきた。

 リハビリの専門家である北陸大学教授・大工谷進一さん監修による、生活そのものをリハビリにする「TLT(トータル・ライフ・トレーニング)」を実践。日常生活機能を「FIM(フィム)」を用いて評価し状況を見える化して共有し、介護・リハビリ・看護など多職種で連携してケアを行っている。

 その上で、リハビリの専門スタッフを増強し、独自の企画を次々と導入。「入居者の幸せ」のためにリハチーム一丸となって熱心に取り組み、入居者の意欲の向上や運動機能向上を目指している。

*FIM/「Functional Independence Measure」の略。日常生活の動作の自立度を評価する指標。主に回復期リハビリテーション病棟などの医療機関で取り入れられている。一方、介護施設で継続的に評価・活用している例はまだ少ない。

『ウイーザス九段』が掲げる『LIFE BASE Rehab』――その人らしいLIFEを目指して

『ウイーザス九段』では、そもそもリハビリを単なる「機能回復」のための訓練ではなく、その人の「意欲・欲求」を起点に、人生を豊かにする取り組みの一つとして捉えている。ホームでは諦めがちな「在宅復帰」までも見据えて、リハビリの目的・起点・場を捉え直した、いわば“革命”ともいえる発想の転換を目指し、以下の3つの視点を掲げている。

目的の革命「機能回復」よりも「人生の実現」を目的に

 歩けるようになる、筋力を維持するといった機能回復だけでなく、「焼き肉を食べたい」「野球がみたい」といった欲求を目標に据える。機能は手段であり、目的はその人の人生にあるという発想。

起点の革命「できないこと」を「やりたいこと」へ

「部屋から外に出ない」状態を「機能低下の結果」と判断せず、「意思(希望)が叶えられていない状態」と捉え直す。入居者の希望を聞き取る「意思のアセスメント」(心身の状態、生活環境、抱えている課題やニーズを多角的に把握・分析するプロセス)から始める。

場の革命「リハビリルーム」から「日常・街全体」へ

 リハビリルームだけでなく、居室・ホームの共有空間・外出先など暮らしの空間全体をリハビリの場とし、「訓練の場」を「生活の場」に変える試み。リハビリを日常に組み込む。

「機能回復」からその人らしい「LIFE」へ――在宅復帰という選択肢も

 専門職だからといってリハビリスタッフが訓練を主導するのではなく、本人の意欲や欲求を重視し、ともに伴走する――リハビリ革命の根底にあるのは「ご入居者の人生を幸福にする」という理念だ。その実践のために、リハチームが提案・実践する方法が「LIFE BASE Rehab」(以下「ライフ・ベース・リハ」)だ。

「ライフ・ベース=人生の土台となるもの、『どう生きたいか』『どんな時間を過ごしたいのか』といった、そのかたの想いや願い、目標に向かって、お一人おひとりに合わせたリハビリを計画し、取り組んでいただいています。

 その結果、想いを「在宅復帰」という形で実現したご入居者は8名(2023年~2026年)いらっしゃいます。ご本人の想いとご家族の願いに私たちも励まされ、結果としてお応えできたことを、心から嬉しく思っています。

 在宅復帰だけでなく、諦めてしまいがちな目標であっても、そのかたらしいLIFEの選択肢を出来る限り広げたい。
だから、リハビリという枠にとらわれないで、もっと広くサポートできるように全力で取り組んでいます」(理学療法士・Nさん、以下同)

専門職としての「やりがい」や「学び」も創出

「一般的にリハビリ病院では、『急性期』から『回復期』に移行し、ある程度身体機能が改善したら退院となり、その後の生活にリハビリスタッフがかかわることはほとんどありません。

 一方『ウイーザス九段』では、リハビリを頑張って日常生活に笑顔を取り戻す段階はもちろん、その先、人生を楽しむ段階も私たちが寄り添います。だから回復期の先の段階を、我々は『幸福期』と位置づけているんです」

『幸福期』のチャレンジこそ、ウェルビーイングな人生の実現に重要なものとなる。入居者が前向きになるよう、希望を丁寧にヒアリングし、家族とともに、あきらめない気持ちをもって、挑戦を続けた先に、ウェルビーイングがあるというわけだ。そこにしっかり寄り添うのが『ウイーザス九段』のリハチームだ。実際に、人生の幸せを取り戻した事例も多い。

「全身に不調を抱え歩くこともままならなかった80代のご入居者は『もう一度ゴルフをやりたい』という願いがありました。実現に向け目標を定め、1日2回毎日懸命にリハビリに取り組まれました。その結果、シュミレーションゴルフへの外出を一つの目標としていましたが、なんと、その目標を飛び越えて、在宅復帰を叶えられました」

 言語聴覚士のTさんも驚くような回復力を見せる入居者を目の当たりにしてきた。

「口からものを食べられず、骨折もしていて歩けない状態で入居された70代のかたは、『大好きなお寿司を食べられるようになりたい』と口腔リハビリを頑張られて、まずはお寿司用のウニを、ホームで召し上がっていただけるところまで回復されました」(言語聴覚士・Tさん、以下同)

 さらに日々のリハビリは、スタッフたちの技術向上や学びにもなっている。

「ご入居者の主治医に指導いただき、新しい検査方法を取り入れ、食事形態や姿勢、嚥下を評価、訓練を計画し実践したところ、胃ろうから経口摂取できるまでに改善されたんです。新たな知識や技術を習得する機会になりました」

「『動けるようになった喜び』『食べられるうれしさ』『やってみようと思う気持ち』。そのひとつ一つが人生の質を高めると考えています』と、理学療法士のNさんは力強く語る。

 目標が身体機能の回復だけにとどまらず、入居者の“生活そのものを支える「ライフ・ベース・リハ」は、結果だけでなく「過程」も大切しながら、様々なプログラムを実践している。

リハビリを超えた支援を!「マイペースリハ」も好評

「お一人おひとりの願いや目標に向けたリハビリで身につけた動作を、そのかたのペースに合わせて生活の場で発揮してもらう外出プログラム『マイペースリハ』も実施しています。

 これはリハビリスタッフが同行し、行きたい場所ややりたいことを叶える“マイペースな”お出かけを楽しむプログラム。ひとりでも多くのかたにお部屋から外に出て楽しんでいただきたいんです」(理学療法士・Nさん)

『ウイーザス九段』では毎月外出レクとして日帰りツアーが実施されているが、ツアーを好まない入居者も一定数いる。そのような入居者の願い「野球観戦がしたい」「ミュージカルを観たい」「焼肉を食べに行きたい」といった個々の趣味嗜好に合わせ、のんびりお出かけを楽しむのがマイペースリハ。リハビリスタッフが同行するので、安心かつ日頃の訓練の成果を発揮することができ、しかも楽しいとあって、取り組みは大好評となっている。

 こうしたリハビリの概念を超えた新たな取り組みは、リハビリルームの設えでも実践されている。

リハビリルームの「空間デザイン」で視覚も嗅覚も刺激

 トレーニング機器が並ぶ明るい空間には、ふんわりとラベンダーの香りが漂い、季節を感じさせる素敵な装飾が目に飛び込んでくる。

「リハビリルームには『空間デザイン』にも力を入れています。トレーニングだけのために来る場所ではなく、季節を感じホッと安心できる場所になったらいいと思っているんです。

 そもそも館内は年中快適な温度が保たれているため、季節を感じにくいんです。高齢になると季節や時間の感覚が薄れてしまうことも。四季折々の装飾によって、目から季節を感じて欲しい。視覚的な刺激は認知機能へのアプローチにもつながると考えています。

 香りも大切な要素です。午前中はローズマリーなど覚醒を促すアロマで、活動しやすい状態に。午後はラベンダーなどリラックス系の香りで、落ち着いて過ごして欲しい。安心して過ごしていただけるように“空間の演出”も大切なリハビリ支援だと考えています」(理学療法士・Nさん)

「空間デザイン」の中心となり製作を担当しているのは理学療法士のYさんだ。

「お部屋を出て、リハビリルームに“来たくなる空間”にしたいんです。壁紙シールをカットして季節のフォトスポットを演出し、お誕生日には記念撮影をしてフォトカードにしてご入居者やご家族にお渡ししています。

 装飾作りはご入居者にも協力いただいています。お正月飾りの絵馬に願い事を書いていただいたのですが、普段お部屋からあまり出られないかたが、ご自身の絵馬を見るためにリハビリルームまで歩いて来てくださったときは『やった!』と思いましたね。

 装飾の製作は指先や頭も使うのでリハビリにとてもいいんです。今日は七夕に向けて笹飾りを作っていただいています」(理学療法士・Yさん)

「やりたいことがたくさん!」その分負担が増えてしまう悩みも・・・

「ご入居者の笑顔を増やしたい」と意欲に燃え、新たな創意工夫をリハビリに取り入れていくのは、やりがいがある一方で仕事の負荷も大きくなるという一面もある。

「当初は2名だったリハビリ専門職のメンバーが5名に増え、周囲の期待や求められることも多くなっていて、プレッシャーを感じることもないとはいえません。

 そもそもリハビリに取り組むご入居者の数が多いので、空間デザインを設えるのは、リハビリ指導の合間を縫ってやっています。装飾を仕上げたり、新たな提案資料を作ったりと、やることが多くて一杯一杯になってしまうことも…。

 メンバーが増えて、できることが増えたからこそ、今後はどう業務を効率化し、最大限の効果を引き出していくか、まだまだ課題もたくさんあります」(理学療法士・Nさん)

 日々課題に挑み、新たな提案を続けるリハチーム。「この職場はとても風通しがいい」と、昨年9月にメンバーに加わった言語聴覚士のMさんは言う。

『ウイーザス九段』のリハビリはスタッフの情熱と入居者の信頼関係で支えられている。「老人ホームに入ったら人生をあきらめる」のではない。ここは入居後から「新たな人生の楽しい時間が始まる」場所。スタッフと入居者が紡ぐ「幸福な人生の物語」はこれからも続いていく。

※在宅復帰は、ご本人・ご家族の希望や心身の状態、生活環境等を踏まえながら目指す選択肢の一つです。すべてのかたに在宅復帰をお約束するものではありません。

※取材は2026年5月17日時点。撮影/柴田和衣子 取材・文/青山貴子

※資料請求・見学をお申し込みされる際、「介護ポストセブン」の記事を見たとお伝えください。

【データ】

■ウイーザス九段

エントランス

介護付有料老人ホーム(一般型(介護予防)特定施設入居者生活介護)
所在地:千代田区神田神保町三丁目6番地
居室数:84室
定員:87名
全室個室 一人用居室81室、二人用居室3室
入居要件:原則満65歳以上、入居時自立・要支援・要介護の方
運営主体:株式会社ウイーザス(株主 小学館不動産株式会社・株式会社久保工)
https://withus-care.jp/

■個別見学・相談会開催中!

問い合わせ:0120-142-089(9:00~19:00)
URL:https://kudan.withus-care.jp/

※資料請求・見学をお申し込みされる際、「介護ポストセブン」の記事を見たとお伝えください。

●『ウイーザス九段』を紹介した記事はこちらでチェック!

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