猫が母になつきません 第479話「まざる」
子猫たちがやってきてからずいぶんたくさんの種類のフードを買いました。さびの時は家猫になったのがだいぶ大きくなってからだったので子猫用のフードを買ったことがありませんでした。隊長とぐれは母猫が連れてきた時にはまだ生後2〜3ヶ月くらいで、小さいうえにあまりにもガリガリだったので成長するための栄養が含まれている子猫用のフードを与えました。最初はなんでもガツガツ食べていた2匹でしたが、早食いで丸呑みして吐いてしまったり、隊長のほうは好き嫌いが出てきたりで、ふやかしてみたり、つぶしてみたり、チキンにしたり、魚にしたり、いろいろ試して最終的には3種類のフードに落ち着きました。
ぐれはとにかく食いしん坊で、ちょっとでも食べ物を置いているとあっという間に食べてしまうので油断できません。キッチンの生ゴミも、食べ物が入っていた袋も、全部表にだしてはおけません。今はごみはすべて蓋つきのものに入れ、袋も洗ってから捨てるようにしています。洗って匂いを消さないと袋を噛んでしまうので。もともと綺麗好きなので苦にはなりませんが、けっこう大変ではあります。
さびは飢えたことがないので結構ごはんを残していることが多くて、ぐれはそれも常に狙っています。さびは子猫たちとは別の部屋で食べさせているのですが、さびが食べている間、ぐれはじーっと部屋の外の廊下で体を丸めて耳をそばだてています。しかし毎回そこに私が割り込んでさびの食事がおわるやいなや食器を片付け、ぐれの企みを打ち砕くのです。ガリガリだったぐれ、今は肥満にならないよう気をつけるほど。逆三角形だった顔はまん丸になっています。
作者プロフィール
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母と暮らすため地元に帰る。ゴミ屋敷を片付け、野良の母猫に託された猫二匹(わび♀、さび♀)も一緒に暮らしていたが、帰って12年目に母が亡くなる。猫も今はさびだけ。実家を売却後60年近く前に建てられた海が見える平屋に引越し、草ボーボーの庭を楽園に変えようと奮闘中(←賃貸なので制限あり)。
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