漢字パズルで脳トレ|散らばった文字の中から答えに当てはまる漢字を見つけ出そう!
脳の働きを活発にして、記憶力や認知力、直感力を活性化させるのに漢字パズルはうってつけ。 物忘れやうっかりミスが多くなってきたあなた、さっそく始めてみよう。
「覚える」「記憶する」「思い出す」は物忘れ対策に有効
筋肉と同様に、使わない脳の機能は加齢とともにどんどん衰えていく。脳の健康を保つには、絶え間なく刺激を与えることが大切だ。
認知症予防や認知症ケアの実践に取り組む株式会社Re学・代表取締役の川畑智氏はこう語る。
「覚える、記憶を保持する、思い出すという作業は、物忘れの対策として有効です。これまで学習した知識の中から漢字や熟語を思い出す漢字のパズルは取り組みやすく、最適でしょう」
単に漢字を「思い出す」だけでなく、文字の一部分から全体をイメージして解答する設問は、漢字を図形として把握するため「空間認識」が鍛えられるという。
「地図を見て現在地を確認したり、目的地までの距離を推測したりすることに繋がる機能です。視覚情報に伴う記憶の想起や思考・判断力を刺激します」(川畑氏)
知識だけでなく教養も身につく漢字パズルで、楽しみながら脳を鍛えよう。
問題:言葉かくれんぼ
大きさや向きの異なる二字~四字の言葉がたくさん書かれた図を見て、 各問に答えてください。答えは、図の熟語から探して解答欄に書きましょう。
【1】昔からの友人を示す言葉2つは何と何?
【2】反対の意味を持つ言葉1組は何と何?
【3】厚かましいことを示す言葉1つは何?
【4】読み方が同じ言葉1組は何と何?
【5】ほんのわずかな差を示す言葉1つは何?
【6】連絡に関連する言葉1つは何?
【7】中華料理を示す言葉3つは何と何と何?
【8】絵画の種類を示す言葉3つは何と何と何?
■解答
【1】幼馴染・旧友
【2】素人・玄人
【3】厚顔無恥
【4】用意・容易
【5】紙一重
【6】携帯電話
【7】酢豚・天津飯・八宝菜
【8】版画・浮世絵・水墨画
言葉かくれんぼの脳活ポイント
頭頂葉が鍛えられて認知力が向上する!
すべてバラバラに書かれている文字の「大きさ」「向き」「書体」を識別するときに、 それぞれの「形」を認識する頭頂葉が鍛えられ、認知力が向上します。
監修:脳トレ博士 東北大学・川島隆太教授監修
『毎日脳活スペシャル 漢字脳活ひらめきパズル』(文響社発行・わかさ出版編集)。
多方面から脳を強化し、知識と教養も身につく脳ドリル。 1~7巻まで全国書店で大好評発売中。
→不思議な漢字、これなんて読む?「ムムム」ではありません【まとめ】
教えてくれた人
川畑智氏さん/株式会社Re学・代表取締役
取材・文/小野雅彦
※週刊ポスト2023年5月5・12日号
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