家の中で一番ホコリや汚れがたまりやすい場所「脱衣所・洗面所」5つの掃除ポイント
衣類を脱ぎ着する脱衣所や、用を足すトイレはかなり床汚れがたまっているスポット。汚れがたまりやすい場所をどう掃除したら常にキレイをキープできるのか、掃除マイスターの山崎由香さん、お掃除職人のきよきよさんにプロの掃除方法を教えてもらった。
脱衣所・洗面所の掃除ポイント5
顔を洗ったり1日着た洋服の脱ぎ着をしたり、髪の毛を乾かすためにドライヤーをかける脱衣所・洗面所。実は家庭の中でもココが一番ホコリや汚れがたまりやすい場所なんです!
■掃除ポイント1
ティッシュで床をサッと拭くだけでこんなに取れる!
「朝、鏡の前に立ったときに、ティッシュ1~2枚を手に取り、洗面台の周りから、タオル掛けなどをなで、そのまま床をなでる感じで拭き取っていく。ふわふわとしたホコリが取れます」(掃除マイスター・山崎由香さん)
■掃除ポイント2
クッションフロアの汚れまずはお風呂ブラシでこする
「クッションフロアの場合、床がボコボコしているため、カードやヘラでは汚れを削り落とすことができません。その場合は、お風呂ブラシなどでこすり取るのが正解!」(山崎さん)
■掃除ポイント3
見過ごしがちな洗濯機周りハンディモップで乾拭き
「洗濯機やその周辺も、実はホコリがたまりやすい場所。ハンディモップなどを使い、洗濯機周りをなでる感じでホコリを取る。几帳面で潔癖な人でも洗面所は見落としがちなので要注意!」(お掃除職人・きよきよさん)
■掃除ポイント4
軽い汚れは中性洗剤で水拭きすればスルッと落ちる
「オールマイティに使える中性洗剤(食器用洗剤など)を使えば、簡単な汚れならすぐに取れます。洗剤1~2滴をマイクロファイバークロスに付けて汚れを拭いてみて。中性洗剤の場合は、2度拭きは不要です」(きよきよさん)
★<中性洗剤> キュキュット/花王
「中性洗剤のよさは汚れを泡で包み込んで取ってくれること」(きよきよさん)
■掃除ポイント5
カビ汚れには塩素系洗剤! よく乾かすことも大切
クッションフロアにカビや黒ずみがあるときは、塩素系洗剤を使い捨てシートなどに少し垂らし、拭き取りを。
「湿気が多く、カビや黒ずみが出やすい場所なので、常に換気をして乾燥させておくことが大切」(きよきよさん)
★<塩素系洗剤> キッチン泡ハイター/花王
「フロアの色が抜けないか、目立たないところで試してから使用して!」(きよきよさん)
トイレの掃除ポイント3
トイレットペーパーを引き出すと紙粉が舞い、服の脱ぎ着からホコリが出る。
「放っておくと、ホコリに臭いと汚れが付着。悪臭の原因を作り出します」(山崎さん)
■掃除ポイント1
男性がいる家庭は床と同じだけ壁も汚れている
「男性がいる家庭で、ご主人やお子さんが立って排尿をしている場合、床はもちろん、壁にも汚れが付着していることを忘れないで! 洋式便器の構造上、はね上がりを防止するには座って用を足すしかありません!」(きよきよさん)
■掃除ポイント2
トイレットペーパーで乾拭きそのまま便器に流せてラクラク
「トイレットペーパーを手に取り、ペーパーホルダーや手すりなど上の方からホコリを吸着していく。そのまま床もホコリをなでるように拭き取っていく。便器の背面や、コンセントにもホコリがたまっていることもあるので要チェック! 掃除をしたらそのまま便器に流してOK!」(山崎さん)
■掃除ポイント3
床に汚れがあるときは酸性洗剤で水拭きを
「床から尿の臭いがするようなときは、酸性洗剤を使い捨てシートなどに垂らして拭き、そのあと水拭きを」(きよきよさん)
★<酸性洗剤> サンポール/キンチョー(左)
★<酸性洗剤> クエン酸クリーナー/ダイソー(右)
「溶かす作用が強いので、注意が必要! 塩素系の洗剤と合わせるのも危険なため、使用の際は気をつけて」(きよきよさん)
教えてくれた人
山崎由香さん/清掃マイスター
自然派ハウスクリーニング「HappyLife」主宰。掃除のプロとして1000件以上の現場経験を持つ。多くの講演などで掃除と片付けのコツを伝授。
きよきよさん/お掃除職人
ハウスクリーニング、ビルの清掃などさまざまな掃除を約35年間経験。2016年に開設したYouTubeチャンネル「お掃除職人きよきよ」は登録者23.4万人。
撮影/玉井幹郎 イラスト/ナガイクミコ
※女性セブン2022年5月5日号
https://josei7.com/
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