年末大掃除の極意「レンジフードとグリル」の汚れを落とす簡単3stepを達人が伝授
キッチンのしつこい汚れの代表格といえば、レンジフードと魚焼きグリル。時間も手間もかかるので、ついつい後回しにしてしまいがち。そこで、掃除の達人・茂木和哉さんがおすすめの方法を教えてもらいました。
さらに、キッチンの収納スペースを占領しがちなストックの整理方法も紹介。スッキリ片付けて、使いやすい台所にしちゃいましょう!
レンジフードの内部をピカピカにする簡単3ステップ
レンジフードの内側の掃除はかなり時間がかかるので、まとまった時間が取れる休みの日でないとできない。茂木さんが教えてくれた方法はとっても簡単。
【1】ペーパータオルを水で濡らし、油汚れ用の洗剤(アルミ素材の場合は中性洗剤)をたっぷり吹きかけてよくもみ、くしゃくしゃになったもので拭き取る。
【2】その後、マイクロファイバークロスで水拭きし、乾拭きをする。
【3】すきまの油汚れは、使用済みカードで作った“へら”でかき出し、削り取るといい。
魚焼きグリルの焦げ落とし簡単3ステップ
加熱を繰り返すことで炭化が進み、頑固にこびりついて落としにくい“焦げ”。できれば使用のたびに掃除をした方がいいが、最低でも、年に1度は焦げ落としをしておこう。茂木さんのやり方は、わずか3ステップでピカピカに。
【1】目立つ汚れはヘラでかき出す。
【2】油汚れ用の洗剤や、アルカリ電解水を汚れの気になる部分にたっぷりかけ、スポンジや歯ブラシでこすって落とす。
【3】焦げた網はつけ置き洗い用の洗剤や粉末タイプの酸素系漂白剤を溶いたお湯につけ、落ちない焦げは、メラミンスポンジでこするといい。
キッチンまわりの過剰なストックを捨てよう!
テイクアウトの頻度が増えるとともに、割り箸やスプーンなどの使い捨てカトラリーをもらうことが増え、ストックが大量になっている人も多いもの。だが、ため込みすぎはNG。備えとしては4人家族で割り箸は8膳、スプーンやフォークは各4本あれば充分。それ以上は置かないと決め、保管場所を確保し、オーバーしないように気をつけよう。
【1】賞味期限切れの調味料
小袋入り調味料は、ついていた食品の賞味期限内に使うのが基本。期限が不明なら、処分を!
【2】割り箸はカビや小虫の原因に!
割り箸を湿気の多い場所で保管すると、カビや小虫がわく原因に。1年以内に使い切るのが目安。
【3】どんどんたまる保冷剤
保冷剤もどんどんたまるが、一般的には10個あればOK。用途と保管場所、適量をキープして。
教えてくれた人
掃除の達人・茂木和哉さん
取材・文/山下和恵 イラスト/坂木浩子
※女性セブン2022年1月1日号
https://josei7.com/