【砂糖】意外な活用法 調理の裏ワザ、傷の治療、しゃっくりを止めるなども
切り花を長持ちさせる
花瓶の水にひとつまみの砂糖を入れることで栄養剤の代わりとなり、切り花が長持ちする。
「砂糖は、動物同様植物にとってもエネルギーになります。ただし、入れすぎると水中のバクテリアの発生を加速させてしまい、逆効果に。実は市販の延命剤にも、砂糖と同成分が入っていますが、同時にバクテリアを発生させにくくする成分も入っているのです」(東京・表参道の生花店『COUNTRY HARVEST』店長・深野俊幸さん)
手についた機械油の汚れを落とす
手についた自転車のチェーンなどの機械油は、ハンドソープに砂糖を混ぜてゴシゴシ洗うときれいに落ちる。
砂糖粒子のスクラブ効果により、研磨剤の役割を果たし、油分をこそぎ落としてくれるためだ。
草のシミをとる
パンツなどに芝生や草の頑固な汁がついた時は、汚れてから長時間放置したものでなければ、砂糖パワーで落とすことができる。
大さじ2杯程度の砂糖に水を加えて、ペースト状にしたものを汚れに塗り込み1時間置いて。その後、通常通りに洗濯すれば、きれいに落ちる。絵の具やコーヒーにも応用可能だ。
傷の治療に
切り傷などの傷口に砂糖を塗ると、塩同様の殺菌作用に加え、治りやすい。塩のようなしみる痛みが少ないのもポイント。古代から諸外国で砂糖は、塩やはちみつと並んで民間治療に使われてきた。
また、最近のイギリスのある研究では、抗生物質よりも効果を発揮する可能性がありそうだともいわれている。
水筒の消臭に
においを吸着する砂糖の性質を利用。水筒に角砂糖を3~4個入れておくと、水筒内に残ったにおいを取ってくれる。
また、ミルミキサーで香りの強いスパイスをひいたあとに砂糖をひくと、スパイスの香りが取れる。これなら、このミルミキサーでコーヒーをひいてもにおいが気にならない。
また、調理時に手についたにんにくや玉ねぎなどのにおいも、砂糖をハンドソープや食器洗い用の中性洗剤に混ぜながらこすれば、取ることができる。
しゃっくりを止める!?
しゃっくりが止まらない時、スプーン1杯程度の砂糖をごくんと飲み込むと止まるという報告が。乾いた砂糖は飲み込むのが大変なため、一気に飲み込むことで舌咽神経を刺激するといわれているが、詳細は解明されていない。
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こんなに使える砂糖、甘えてみる?
イラスト/川野郁代、写真/Getty Images
※女性セブン2018年8月2日号
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