カビの原因になる結露の対策を専門家が懇切丁寧に解説
この時期になると毎年悩まされる結露。カビの原因にもなるため対処が必要だが、毎日拭くのもひと苦労。そこで今回は、結露の正しい対処法と予防法をあわせて紹介します。
発生したらしっかり除菌。結露を未然に防ぐ生活を!
結露とは、窓ガラスに付着した室内の水蒸気が外気で冷やされて水滴になったもの。
「発生を防ぐためには、換気をして室内の水蒸気量を減らしたり、カーテンを開けて窓ガラスを冷やさないようにすると効果的です。それでも結露ができてしまった場合は、こまめに布巾で水滴を拭き取るのに加えて、除菌シートで目地を拭くとカビの予防になります」(松浦さん)
結露ができやすい朝の時間帯や日当たりの悪い北側の部屋は、特に結露対策をしっかりと行いたい。
●結露は外気と室温の気温差で生まれる!
・外の冷たい空気によって窓ガラスが冷やされる。
↓
・室内の水蒸気が窓ガラスに付着する。
↓
・冷えた水蒸気が水になり、窓に結露が発生する。
●結露を防ぐ習慣を身につける
●窓を開けて1日1回は換気する
室内の湿度を下げるため、対角線上にある窓を2か所開けて1日5分ほど換気する。換気扇がある部屋は常に回しておくのがベスト。
●カーテンを開けておく
カーテンを閉めると、室内と窓ガラスが遮断されて温度差が広がる。窓ガラスが室内の空気に触れて温まるよう、日中はなるべくカーテンを開ける。
●目隠しシートを貼る
市販の目隠しシートを窓に貼れば、断熱効果で温度差が生じにくい。ただし、きれいに貼らないと湿気が入り込み、カビの原因になるため要注意。