「介護のなかまアワード2025」の贈賞式が開催　受賞企業に楯が贈られる

　2025年12月5日、小学館「介護ポストセブン編集部・介護マーケティング研究所」が主催した「介護のなかまアワード2025」の贈賞式が行われた。

「介護のなかまアワード」は、介護者と要介護者の心と体に寄り添った“やさしい”商品・サービスをより多くの人にわかりやすく届けるため、「介護ポストセブン編集部」「介護マーケティング研究所」が2025年に設立。読者組織である「介護のなかま」会員によるアンケート結果をもとに高評価を得た商品（ブランド）をランキング化した。

「大人用紙おむつテープタイプ部門」、「大人用紙おむつパンツタイプ部門」、「介護食（主食・おかず）部門」、「栄養補助食品部門」、「消臭剤部門」の5部門で、それぞれ「総合評価」、「介護される人にやさしい」、「介護する人にやさしい」の3つの観点で評価し、それぞれ第3位から第1位までを11月11日の「介護の日」に発表。

　フリーアナウンサー・北村まあささんがMCを務めた贈賞式では、高橋敦常務取締役によるあいさつののち、各ランキングで1位に選ばれた企業の担当者が登壇し、大橋拓哉編集長より盾が贈られた。

「大人用紙おむつの部門」ではユニ・チャームが登壇

「大人用紙おむつテープタイプ部門」の「総合評価ランキング」、「大人用紙おむつパンツタイプ部門」の「総合評価ランキング」と「介護する人にやさしいランキング」、3つのカテゴリーでユニ・チャームの「ライフリー」が1位に選ばれた。

　贈賞式では、ユニ・チャーム株式会社グローバルウェルネスケアSBU マーケティング本部ジャパンブランドマネジメント部長代理西浦辰徳さんが登壇し、盾を受け取った。

盾を持つ男性 — ユニ・チャーム株式会社グローバルウェルネスケアSBU マーケティング本部ジャパンブランドマネジメント部長代理西浦辰徳さん

　また、「大人用紙おむつテープタイプ部門」の「介護する人にやさしいランキング」「介護される人にやさしいランキング」で「サルバ」が1位に選ばれた白十字、「大人用紙おむつパンツタイプ部門」の「介護される人にやさしいランキング」で「アテント」が1位に選ばれた大王製紙からは、受賞コメントが届き、北村さんが代読した。

「介護食（主食・おかず）部門」ではキユーピーが登壇

「介護食（主食・おかず）部門」の総合評価ランキング、介護される人にやさしいランキング、介護する人にやさしいランキングのすべてで1位に選ばれたのは、キユーピーの「やさしい献立」。キユーピー株式会社マーケティング本部ウェルネス戦略部部長木原光太朗さんが登壇し、盾を受け取った。

「栄養補助食品部門」ではネスレ日本と明治が登壇

「栄養補助食品部門」の「総合評価ランキング」、「介護する人にやさしいランキング」の2つで1位に選ばれたのはネスレ日本の「アイソカル」。ネスレ日本株式会社ネスレヘルスサイエンスカンパニーマーケティング＆メディカルアフェアーズ統括部 ONS（経口栄養補助）グループマネージャー池ヶ谷淳貴さんが登壇し、盾を受け取った。

　また、同部門の「介護する人にやさしいランキング」では明治の「メイバランス」が1位を獲得。株式会社明治グローバルニュートリション事業本部高栄養食品マーケティング部部長荻原英之さんが登壇し、盾を受け取った。

「消臭剤部門」では花王が登壇

「消臭剤部門」の「総合評価ランキング」、「介護される人にやさしいランキング」、「介護する人にやさしいランキング」のすべてで1位に選ばれたのは花王の「リセッシュ除菌EX　消臭ストロング」。リセッシュ除菌EXのマーケティングを担当している、花王株式会社ファブリックケア事業部シニアマーケター谷口泰斗さんが中継にて受賞の喜びを述べた。

画面に映る男性 — オンラインで登場した花王株式会社ファブリックケア事業部シニアマーケター谷口泰斗さん

　　贈賞式は、「介護ポストセブン」大橋拓哉編集長からのあいさつで幕を閉じた。

「介護のなかまアワード」調査概要

「介護ポストセブン」の読者組織である「介護のなかま」会員に対し、介護商品・サービスに関するアンケートを実施。実際に使用、活用している人たちの声をもとに、高評価を得た商品（ブランド）をランキング形式で発表。

　ランキングは「介護される人にやさしい」、「介護する人にやさしい」、「総合評価」の3種類で、「介護される人にやさしい」ランキングは、「商品（ブランド）の特徴となっている効果の持続」、「使用感の良さ」などに関連する項目の得点が高かった商品（ブランド）が選ばれた。「介護する人にやさしい」ランキングは、実施したアンケート内の「介護する側の使いやすさ」、「購入のしやすさ」などに関連する項目の得点が高かった商品（ブランド）に授与。「総合評価」ランキングは、アンケート結果を総合的に集計し、得点の高かった商品（ブランド）が選ばれた。